命の授業は種まきだ(7期生池戸)
- 公開日
- 2021/05/26
- 更新日
- 2021/05/26
学生の学び
こんにちは!7期生の池戸です!!本日は5月15日にオンラインで行われた鈴木中人さん×玉置ゼミによる命のセミナー第2回目での学びを振り返ります。前回に引き続き、鈴木中人さん・玉置先生・ゼミ生4人で語り合い考えることができました。今回は第1回での学びをもとに命の授業をより実践的に考えました。
鈴木中人さん流命の授業はアプローチの仕方が『生きること→死ぬこと』でした。命を感じることその中には愛情が存在し、人は誰もが親から生まれ、親から名前をつけてもらう。つまり名前は親がくれた一番最初の愛情の原点である。この言葉を聞いて私自身気付かされました。命の授業を考える時に、どうしても『死』にばかり矢印が向いてしまい苦手意識を持ちますが誕生日物語だって立派な命の授業なのだとハッとされられました。
そして玉置先生が紹介してくださったのは新井満さん流アプローチの仕方『死ぬこと→生きること』でした。死の模擬体験をして考えさせる。大切な人や物の絵を実際に燃やして消えていく瞬間を見守ることで死ぬってこういうことなんだよと伝える。つまり『死ぬことは別れること。生きることは再会すること。』複雑なアプローチではなく単純だからこそ響くものがありました。
命の授業で教師が大切にするべきなのは、子供たちが「死んだらどうなるか」という結果ではなく、命に向き合ったことで「どう生きるか」を考える機会を与えることです。命の授業≠死別体験ではないからこそ、命と向き合うプロセスを大事にしていがなければいけません。私は今回の学びを通して、教師は自分が行う命の授業を通して子供たちと共に命と向き合い、考え、命の授業のあり方の答えを見つけていけば良いと思いました。なぜなら今教師をやっている方も、自分も、目の前の子供たちも誰も死を経験している人なんていないからです!死ぬことがどういうことなのか。これは生きている間ずっと向き合い続けることなのではないでしょうか。いや、向き合い続けなければいけないのです。
今回の命のセミナーで私自身、命の授業を受けている気持ちになり様々なことを考えました。自分が生まれた時のこと、名前に込められた想いをもう一度親に聞いてみたいと思うと共に産んでくれてありがとう。と伝えたくなりました。こうやって命の授業が積み重なることで人は生きることに価値づけができるのです。指導する教師も命の授業は種まきだと前向きに向き合い続けることが大切ですね。
長くなりましたが、今回も素晴らしい学びの機会でした。次回で最後だと思うと少し寂しいです。『命』を考える。これは永遠のテーマだからこそ深まりますね。最後となる第3回もぜひ多くの人に参加していただき共に考えたいです!!6/5お待ちしてます!(7期生池戸)