12月10日 「いのちの授業」を体験的に学ぶに参加して(柴山・荒木)
- 公開日
- 2022/12/27
- 更新日
- 2022/12/27
学生の学び
こんにちは!8期生の柴山です。12月10日に十六プラザで行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加させていただきました。内容は脳死状態の人から臓器をいただいて生きることへの苦悩についてでした。
山田貞二先生が授業者となり、臓器提供を受けたゲストティーチャーの加藤みゆきさんとのやり取りを通して子ども役に発問していく形式で進められていきました。
「命」は大切です。分かりきっていることです。しかし、実感を持ちにくいものであり自分事として考えることは難しいです。一時間の授業で自分なりの「納得解」をつかむことも難しいかもしれません。
今回の授業では、ゲストティーチャーの方の回答を聞く前に子ども役に「自分の親や娘さんが臓器提供者となった場合、あなたならどうですか。」「加藤さんはどのように苦悩を乗り越えたと思いますか。」と投げかけていました。おかげで「自分がその立場なら」と関心を持ち、深く考えることができました。その後、回答を聞くことによって自分なりの納得解に迫っていくことができたと思います。
山田貞二先生がお話しされていましたが、命を自分事として考えるには、実感や具体的で身近なエピソードが大切だと思います。今回であれば、実際のドナーカードをパワポで提示した後、あなたなら自分の親や娘さんがドナーになった時同意できるか、できないかを考える場面もそうであったと思いました。私も今後、授業づくりで「生徒が自分事として考えられるようにするには」を意識していきたいと思いました。本や動画でも深く考えるだけの材料が用意できるものはないかを日ごろから考えていこうと思います!
玉置先生、今回も素敵な学びの場をありがとうございました!熱意溢れる9期生の姿を見て頑張ろうと思いました!一緒に学んでくれてありがとう!(柴山)
こんにちは!9期生の荒木です。私も、12月10日に行われた「いのちの授業を体験的に学ぶ」に参加させていただきましたので、その学びを記事にしていこうと思います。
「命」が大切であることは当たり前のことでありながら、伝える難しさがあります。
命はなぜ大切なのか。この問いに対して、全ての人が納得できるような答えはありません。だからこそ、子供たち一人一人が納得解を持つことができるよう、自分の視点から考え、心から実感することができる授業を作ることが大切だと分かり、子供たちの未来を担う者として責任を感じました。
山田先生も仰っていましたが、自分事として考えさせるには、ゲストを招いたり、動画や具体的なエピソードを用いたりすることで、「自分ならどうするか」考えることが大切であると思いました。
今回はゲストティーチャーをお招きする授業でしたが、ゲストティーチャー側は喋りすぎないようにして、学びが深まるように子供たちに考えさせる時間を沢山与えていました。そして、子供から出た意見は学びが深まるキーワードをとらえることが大切だと分かりました。私自身模擬授業をした際に、予想外の意見が出た時に焦ってしまった経験があります。このような意見を学びが深まるチャンスとして捉え、軸だけはブラさないように注意しながら理解を深めていくことが大切だと学びました。
また、今回いのちの授業を体験して、友達の意見を聞くことで自分の意見を深めることが出来るという道徳の醍醐味を肌で感じることが出来ました。授業最後の振り返りの時間では、教師がまとめを言うのではなく、児童生徒が授業を通して考えたことを発表し合うことで、自分の考えを深めることができました。
今回、このような素敵な学びの機会をいただけたことをとても嬉しく思います。玉置先生をはじめとする先生方、本当にありがとうございました。今回の学びをいかして、児童一人一人が「こうやって生きていきたい」とそれぞれに思いを持つことができるような道徳の授業を作っていきたいと思います。(荒木)