研究室日記

映画『杉原千畝 SUGIHARA CHIUNE』を観て

公開日
2015/12/23
更新日
2015/12/23

四方山話

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先週の土曜日、友人と久々に映画鑑賞に行き、公開前から注目していた『杉原千畝 SUGIHARA CHIUNE』を観てきました。

物語は第二次世界大戦中、杉原千畝が日本領事館領事代理として赴任していたリトアニアのカウナスという都市で、ナチス・ドイツによって迫害されていた多くのユダヤ人にヴィザを発給し、避難民の救済に尽力したその半生について描かれています。これまでに、小学校や中学校の社会で学習した際、杉原千畝について知りましたが、教科書で大々的に取り上げられている訳ではありませんでした。そのため、杉原千畝と言われたら、「命のヴィザ」というキーワードでしか知らなかったのです。

しかし、今回映画を観たことで、ヴィザの発給にはユダヤ人を1人でも多く救いたいという強い思いがあり、それまでに起こる様々な困難をを乗り越えての偉業だったことを知ることができました。同時に、ユダヤ人というだけで迫害されることが当たり前だと思われていた時代があったことが本当に怖いと感じました。

最近はテロ事件に関する報道も多く、私たちの住む日本も平和の保障は絶対的なものではなくなってきました。こんな世の中だからこそ、平和のために命懸けで奮闘した杉原千畝のことを忘れてはならないし、もっと杉原千畝について知りたいと思いました。(佐藤)