こんにちは!10期生の間宮です。稲沢市算数・数学教育研修会での学びを記事にしたいと思います。
今回は、学びを2つに絞って書かせていただきます。
1つ目は、理念を伝えることの重要性です。教師は子どもたちの力を育むために、個別最適な学びや自由進度学習を取り組もうと努めます。その際に、「この活動を行うのは自分自身で選択できるようになってほしいから」と、時には教師の思いを子どもたちに伝えることが大切だと学びました。どれほど良い活動でも、子どもたちがなぜ取り組むのか理解していなければ、薄っぺらいものになってしまうと思います。教師が理念を伝えることで、子どもたちの主体性や考える力の育成にも繋がる有意義な学習ができると感じました。
2つ目は、表情発言をさせることです。授業中、挙手しない子どもは分からない、意欲的ではないわけではありません。ノートに書いていたり、グループ交流でつぶやいたりしているかもしれません。このように、子どもたちは様々な方法で自分の考えを表現しますが、表情もその1つであると学びました。自分自身、教育実習のときに子どもたちの表情を見ながら「困っていないかな」「大丈夫かな」と探り探り授業していたので、深く納得しました。もし日頃から「分かっているときはにこにこしてね」「分からないときは困った顔をしてね」と伝えておけば、教師は子どもの表情を見るだけで、彼らの考えをより理解できるようになるのではないかと思いました。子どもたちも、授業中でも教師に自分の気持ちを伝えやすくなると思うので、表情発言は双方にとって良いものだと感じました。
今回の学びは、算数・数学だけではなく、どの授業でも大切で、日常的に意識すべきものだと感じました。現役の先生方が参加される研修会にご一緒させていただいて、玉置先生のお話を聞かせていただいて、多くの学びを得ることができました。改めて、ありがとうございました。(間宮)