５月２０日から一泊二日で、５年生が愛知県美浜少年自然の家へ野外活動に出かけました。子どもたちの熱い思いが天に届き、ほんの少し雨が降っただけで、すべてのプログラムを実施することができました。また、けがや病気もなく、海に臨む環境の中で子どもたちは元気一杯活動できました。
　初めての宿泊行事ということで、保護者の皆様には準備の段階からご理解・ご協力をいただき、ありがとうございました。子どもたちの心に残る二日間が、ご家族の皆様にも支えられていたことに感謝いたします。
　初日の出発式で、子どもたちに次のように話しました。
「自分が楽しいとき、周りの友だちも楽しいと思っているかを考えて下さい。そして、学級や学年のみんなも楽しいと思っているかを考えて下さい。みんなが楽しいと思えることが、本当の楽しさです。」
　子どもたちには、心からの楽しさを体験してほしい。でも、その楽しさが、他の人の悲しみやつらさ、寂しさの上にあってはならないことも知ってほしい。誰もが「なかま」として支え合い励まし合い、楽しさを分かち合ってほしい。心からそう願っています。そんな思いを英語で伝えました。
　「One for all　All for one（ひとりはみんなのために　みんなはひとりのために）」
　野外活動の２日間、子どもたちの優しさやがんばる姿を何度も目にしました。「楽しかった。」という声もたくさん聞きました。
　ゆっくりと着実に成長している子どもたちの明るく元気な声が、今日も学園に響いています。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　飛島学園飛島小学校長　小野隆彦