入学式式辞から
- 公開日
- 2014/04/09
- 更新日
- 2014/04/09
校長室
式辞
やわらかな春の陽ざしがいっぱいに降り注ぎ、飛島学園にも春が訪れました。
この良き日に、飛島村 村長 久野 時男様を始め、多くの御来賓の皆さまにご臨席を賜り「第5回飛島学園入学式」を挙行できますこと、心から感謝を申し上げます。
さて、1年生の皆さん、7年生の皆さん。ご入学おめでとうございます。私をはじめ、ここにいる全校の先生方、小中学校のお兄さんお姉さんも皆さんの入学を楽しみに待っていました。
この飛島学園は、小学生と中学生が一緒に生活をしています。大きなお兄さんお姉さんと一緒に勉強をしたり運動をしたりします。とても楽しいことがたくさんありますよ。一日も早く飛島学園の生活に慣れて、学校を大好きになってください。
1年生になった皆さんに、がんばってほしいことを「あいうえお」でお話しします。
「あ」は、「あいさつのあ」です。「おはようございます」。「さよなら」のあいさつ。名前を呼ばれたら元気よく「はい」と言いましょう。みなさんの名前にはたくさんの願いが込められています。大切な名前です。先生に呼ばれたら大きな声で返事をしましょう。
「い」は、「命のい」です。交通事故にあわないようにしてほしいです。また、知らない人に声をかけられても、ついていかないようにしましょう。一つしかない命を大切にしてほしいです。
「う」は、「運動のう」です。休み時間になったら外で元気よく遊びましょう。
「え」は「笑顔のえ」、「お」は「思いやりのお」毎日、笑顔でみんな仲よく勉強したり、遊んだりしましょうね。友達には思いやりをもって優しくしてね。
「あいうえお」のお願い、覚えておいてください。
さて、7年生の皆さん。
石のくぼみに落ちた、一粒の種が芽を出し、何年もかかって石を割りながら根をのばし、大地に根を張り、大きな木になることを知っていますか。石割桜、石割松、石割かえでなどと呼ばれ、日本のあちこちで見る人を驚かせます。やわらかい土に落ちなくても、硬い石の上で、文句も言わないで一生懸命大きくなり、花を咲かせるまでになったのです。みなさんにとって中学生活は、決して柔らかい土ばかりではありません。手強く硬い石もあるでしょう。しかし、あきらめずひたむきに努力を続ければ、いつか硬い石のところを通り抜けます。石が硬くて大きいほど時間はかかりますが、そのあと咲く花はどれほど見事で周りの人を感動させることでしょう。是非、3年間で立派な花を咲かせてください。
皆さん一人一人にその力があることを忘れず、粘り強く努力を続けてください。
保護者の皆様、本日は大切に育ててこられたお子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども職員一同、お子様の確かな学力と、強く優しい心の育成、健康で活力にあふれた体づくりに全力で取り組んで参ります。どうぞ、飛島学園の教育にご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。
1年生のみなさん。7年生のみなさん。今日から皆さんは飛島学園の生徒です。
皆さんが在校生と力を合わせて、お互いに高め合って成長できる素晴らしい学校をつくっていくことをお願いして、式辞といたします。
平成26年4月4日
飛島村立小中一貫教育校
飛島学園飛島小学校長 萩野 登記代