新年を迎えて
- 公開日
- 2011/01/04
- 更新日
- 2011/01/04
校長室
新年あけましておめでとうございます。
昨年は本学園の教育活動に対し、様々なご支援やご協力をいただき、誠にありがとうございました。どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。
さて、飛島小学校と飛島中学校が同じ校舎で学校生活を送るようになって、1年が過ぎました。校舎が一つになったことで、以前にも増して生徒(飛島学園では小中学生を生徒と呼んでいます)の素敵な姿が、たくさん見られるようになりました。
昨年の「すまいる交流会」でのことです。1年生と9年生のバディ(一対一のペア)がいっしょにみたらし団子を作るとき、9年生が1年生の三角巾を結んでいました。「痛くない?」と優しく気遣う姿に温かいものを感じました。
また、1年生に分かりやすい指示を出そうと言葉を選んだり、できるだけ1年生自身に活動させようと配慮したりする9年生の姿も見られました。みたらし団子を食べるとき、満面の笑みの1年生とそれを優しいまなざしで見つめる9年生の姿が印象的でした。
その後のアリーナでの1・9年生の遊び交流の場面では、1年生同士のけんかがありました。相手を泣かせてしまい、険しい表情をしている子に「ごめんねって言おうか」と、9年生が優しく諭していました。その子は、こっくりとうなずいてから泣いている相手のそばに行き、頭を下げていました。やがて、グループのみんなが一緒になって楽しそうなハンカチ落としが始まりました。
私たち教職員は、子どもたちが飛島学園生として、学年を越えてお互いに理解し合い、認め合い、協力し合い、学び合う中で、それぞれの発達段階に応じた確かな未来を拓く力(1 確かな学力、2 豊かな心、3 かかわる力、4 未来を切り拓く力、5 健やかな体)を身につけていけるよう、さらに努力を重ねてまいります。
本年も昨年同様に、飛島学園の小中一貫教育への皆様のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
平成23年1月吉日
飛島学園飛島小学校長 小野 隆彦
飛島学園飛島中学校長 位田 学