学園日記

卒業生の皆さんへ

公開日
2011/03/08
更新日
2011/03/08

校長室

夢は叶う
−旅立ちの門出にあたって−
                     飛島学園飛島中学校長    位田 学
 卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。皆さんは記念すべき飛島学園第一回卒業生であるとともに、第六三回飛島中学校卒業生でもあります。この三年間で、皆さんは新しい時代感覚と古きよき伝統を兼ね備えたすばらしい中学生に成長しました。うれしい限りです。 
 皆さんの生まれた一九九五年は、野茂英雄投手がメジャーリーグで新人王をとった年でした。彼は、この後も活躍を続け、一二年間のメジャーリーグ生活で、二度のノーヒットノーランを含め通算一二三勝を挙げる大投手になりました。また、彼の活躍により、その後イチロー選手や松井秀喜選手といった日本人選手が太平洋を渡る契機にもなりました。しかし、当時野茂投手の活躍を予想する人は少なく、あまり期待されていませんでした。しかも、彼はマイナー(二軍)契約のため、年俸は一億四千万円から僅か九八〇万円になっていました。このような状況の中で、彼に安定した生活を捨てさせ、あえて苦難の道を選ばせたものは小さい頃からの夢の実現でした。
 彼はこう言っています。
「メジャー・リーガーになるんだという強い意志さえ持っていれば、いつかはきっとかなう夢だと信じてやってきました。」
「挑戦すれば、成功もあれば失敗もあります。でも挑戦せずして成功はありません。何度も言いますが挑戦しないことには始まらないのです。」
 さて、皆さんは若く、無限の可能性を秘めています。今、心の中に描く夢の実現に向かって大きな一歩を踏み出そうとしています。
 いつか かなうと願う 夢がある
 夢の未来は 見えないけれど
 今は 信じて 歩いていこう
 あきらめないで あなたの夢を
 きっといつかは かなうはず
 あきらめないで みんなの夢を
 きっとかがやく 明日があるから
これは、学園歌「明日のむこうに」の一番の歌詞です。この歌詞には、夢をもち、その夢の実現に向かって努力してほしいという願いが込められています。これからの長い人生の中で、ときにくじけそうになったときは、この歌詞を口ずさんでてみてください。母校「飛島学園」は、故郷飛島村とともに皆さんの最大の応援団であり続けます。
 義務教育を無事終える皆さん、ここから先はそれぞれの夢の舞台に力強く進んでほしいと心から願っています。

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