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教職大学院の授業で

公開日
2008/11/25
更新日
2008/11/25

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

教職大学院の授業「授業づくりの内容と方法Ⅱ」では、机間指導(○つけ法)について、90分間の授業を3回組んでいる。
目標は、問題解決型の授業における机間指導のあり方を学ぶことにある。

一回目 机間指導の理論について
二回目 机間指導をするための教材研究
三回目 自力解決の場での机間指導力の実技能力を磨く

本日は、3回目の授業であった。
ビデオを実際に机間指導をしているところを記録して、いろいろな特徴について話し合い、改善の視点を明確にした。
2回目の机間指導では、かなり机間指導力が向上した。やはり、机間指導の技能も視点を明確にして、練習すればよくなることがわかった。院生はどの方も上手であった。

この中で、ある現職教員の院生が、「15秒って、意外と長いんだなあ」ということの発言 があった。つまり、15秒の中での助言に思ったよりも情報を詰めることができると気づかれた。
この方の机間指導を見ていると、ばたばたしていない。でも、的確な指示を出している。
確かな教材研究の上で、実技能力を磨くことで伸びる。

大事なことは、2点
① 教材研究時に、助言の声かけのセリフを決めておくこと。
② 実際の場では、セリフが、その子どもに合うようなものにすること。
つまり、教材研究でのセリフをAと決めておくが、実際には、Aを少し変形したセリフに生まれ変わる。A`(エーダッシュ)になる。
ここは、認知の判断を伴い、このスピードが必要である。

[志水廣の公式ホームページ]