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ちがいはいくつ

公開日
2009/07/04
更新日
2009/07/04

今日のひとこと

鳥取県の八郷小学校を訪問したときのことである。1年生の「ちがいはいくつむの場面」に遭遇した。子どもたちはなかなかわからない。
「あくしゅする」という子どもらしい表現はでていた。感心したのは、子どもたちが板書にあるような表現をどの子どもも使おうとしていたことである。板書に書いた効果だと思った。このような授業を志水はしてほしい。

だけど、その後が続かない。どの部分がちがいに当たるのか、ここがなかなかわからない。そこで、介入した。

一年生の「ちがいはいくつ」というのは苦戦するところで、いろんな例をあげて指導した。ここのところの介入授業は面白かった。「数のちがい」は新しい言語で、この言葉と図と操作を結びつけることが必要だと思った。単なる問題解決型の授業では、算数言語の学習には限界があると思った。
繰り返し、いろんな場面を用意して、考えさせていくことである。
この「いろんな場面」というのは子どもから待っていてはでてこない。教師から仕掛けていくべきである。
さてさて、いろんな場面って何だろう?
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