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読売教師力セミナーのお知らせ

公開日
2009/07/19
更新日
2009/07/19

志水廣関係の講演・学校訪問の報告

読売教師力セミナー開催のお知らせ

南山大で10月10日 教師力セミナー2009
情報モラル どう教える 「考えさせる授業」実演


セミナーではまず、愛知県教委義務教育課の玉置崇主査が教師役、保護者や若手教師が生徒役となって、情報モラル教育の模擬授業を行う。従来の情報モラル教育に目立つ知識詰め込み型でなく、子どもたち自身に考えさせる新しいタイプの模擬授業を提案し、現場の教師に授業づくりのヒントにしてもらう。

 解説では、NPO法人「元気な学校を支援し創る会」の大西貞憲理事が模擬授業を分析しながら、情報モラルに関する授業のスキルアップの方法を示す。また、愛知教育大学教職大学院の志水廣教授が、模擬授業の出演者らへの質問を通して子どもたちが自ら学び考える授業の本質を浮き彫りにする。

 さらに、パネルディスカッションでは、愛知県警生活安全総務課サイバー犯罪対策室の大森恒雄課長補佐が現在、ネット上で起きているトラブルの実態などを説明、玉置主査や模擬授業に参加した保護者の代表も加わって、情報モラル教育における教師の役割、親の役割を考える。

 コーディネーターを務める大西理事は「文部科学省、各教育委員会も情報モラル教育への積極的な取り組みを学校現場に求めているが、現場からは『具体的にどのような授業をしたらよいか分からない』といった悩みが聞かれる。保護者も情報教育の必要性は感じているものの、具体的に何をどうすればよいのか手探りの状態だ。セミナーでは、教師や保護者に、子どもを取り巻くネット社会への対処方法を示したい」と話している。