経営コンサルタントの秘訣 その1
- 公開日
- 2023/08/01
- 更新日
- 2023/08/01
船井幸雄の人間学
8/1 経営コンサルタントの秘訣 その1 「船井幸雄の人間学」完本より PHP
「ところで、相談に見えると、まず応接室に通ってもらうのだが、はじめに拝見するのは、人相と雰囲気である。
人相がよく、明るい雰囲気の人なら、まず相談内容がどんなにむつかしくとも、必ずよいほうに解決すると考えられる。積極的アドバイスがよい。
しかし、人相が悪く、暗く冷たい雰囲気の時は、うまくいかないことが多い。このような人には消極的アドバイスのほうが合っているのである。」
「具体論に入る前に、四つの質問からさせてもらう。
一つめは、『あなたは、ご相談されることを感情的にみて、やりたいのですか、やりたくないのですか』という質問である。意に沿わないこと、やりたくないことは成功しないのである。』
「二つめの質問は、一つめの質問にハイ(イエス)と答えた人のみにするのだが、『そのやりたいことに自信がおありになるのですか』ときくことにしている。なぜなら、自信がなないことは成功しない確率が非常に高いからである。「自信がない」という場合、』「自信をどうしてつけるおつもりですか?」と聞くこととになる。
「三つめは、一つめと二つめの質問に、「イエス」と答えた人だけにするのだが、「それをやることで、あなたやあなたの部下がネアカになりますか?」という問いを投げかける。
そして、四つめ、最後の質問は、いままでの三つの質問に「イエス」と答えた人のみに行うのだが、「万が一、失敗したときは、他人に迷惑をかけず、あなたの責任で終戦処理をなさいますね」ということである。
この四つの質問は、これからの行動を決断するときにだれにでも問われることである。
一つめの質問は、「やりたいか、やりたくないか」という意志の確認である。
二つめの質問は、「自信があるかどうか」は、見通しである。
三つめの質問は、希望が見えてくるかどうかである。
四つめは、失敗したときの「覚悟」である。