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思いを伝えることができるか

公開日
2011/06/11
更新日
2011/06/12

今日のひとこと

6/10 今日のひとこと
会社でも創業者のエネルギーはすごい。
すなわち、初代の社長は、自分で命がけで会社を興し、なんとか社員に給料を渡し続けていこうとする。そのためには、ものすごく勉強し、アイデアを出し、利益を出そうとする姿勢がある。
それが、2代目、3代目の社長になると、陰は薄くなる。

これを克服するためには、創業者の思いを絶えず意識して学ぶことである。
このことは、創業者ならばどう思うのかを絶えず考えてみるとよい。
この思いが3代まで続くと、文化となる。
文化となれば、当然の世界となる。

志水メソッドについて文化の事例をあげよう。
○付け法にしても、この学校に必要ならば4月の初めに実技講習をやりたい。
京都の佐山小学校では、実技講習会は当然4月にやった。そして、感動すべきことがあった。○付け法や意味付け復唱法の講習の前に授業のイメージが必要だと、ベテランの教師M先生がモデル授業を新しい教員を対象に授業公開をしたのである。
4月の時期に率先してやろうというところに、素晴らしい文化がある。

さて、話を戻して2代目、3代目の社長はさらなる勉強をしていくことである。少なくとも社員より勉強しないと、文化どころか文明もなくなっていく。
社長は、社員よりも頭のよいのでないと勤まらないし、組織は伸びない。
これは組織論の第一歩である。

[志水廣の公式ホームページ]