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○付け法への招待11 部分肯定の精神

公開日
2011/10/29
更新日
2011/10/30

算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など

○付け法は、机間指導で思考の途中過程と答えの結果に対して○つけを行う。

すると、どうしても途中までしかできていない子ども、
途中までは合っているがその後はつまずいている子ども、
などに遭遇する。

このとき、完全正答だけを求めようとすると、○にはならないから○つけは不可能となる。
部分肯定の精神ですると、途中までを認めることができる。
具体的には、「ここまでは合っているよ。ここから、もう一度考えてみよう」
「ここまでは、オッケー。次は、こう考えてごらん」と示唆することである。
部分的に合っているところに、部分○をあげるのである。
すると、子どもは途中まで認められているからこの後頑張ろうという気持ちになる。

結果主義に凝り固まっている教師にとっては、この部分肯定がなかなかできない。
でも、部分肯定に取り組み始めると、良いところ探しとなり、教師の気持ちがよくなる。
部分肯定の精神をぜひ取り入れてほしい。

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