人の振り見て2
- 公開日
- 2012/11/02
- 更新日
- 2012/11/02
今日のひとこと
11/2 今日のひとこと
人の良いところを見て学びたい。
たぶん、その前に人の所作を真似るとき、初手でつまずいている。
それは何かというと、素直さである。素直に謙虚に学ぶことがなかなかできないからである。
だから、人の授業を見てもメモをとらない。
子どもがノートにとらなくても気にならない教師かも。
平気で研究授業があるのに5−10分も遅れてその教室に来る。
これって、遅刻だよ。
また、廊下で遠目に見ている。視力は5.0かな。
教室の子どもの小さな声が聞こえる。聴力は、犬よりすごいのかな。
さらに、廊下にいて壁で教室の様子が全く見えない人もいる。これで授業が分かるというのは、まさに、透視ができる超能力者。
これらの原因は、「学ぶ姿勢」にあり、教師頭で見ているからである。つまり、「私は教える人。だから、この人の授業からメモを取る必要はない。」と、考えていないだろうか。
本当に学びたい人はかぶりつきで見るものだ。メモもとるものだ。
以前、千葉県であった全国大会で特別公開授業をした。そのとき、愛知県一宮市からかけつけた校長先生3人は、教卓と窓側の空いているスペースに座り込んで見ていた。下から私を眺める。
まさに、かぶりつきである。
先日、仙台市教育センターで講演をした。2年ぶりである。
今年、最前列で座っていた男性の教師がいた。
その教師は、なんと、上の本をもっていた。
「志水メソッドと共に歩む学力向上作戦」である。
これは9月に発売したばかりで、しかも愛知教育大学の生協でしか扱っていない本である。私のHPでしか紹介していない。にもかかわらず、持っていた。
これには本当に驚いた。
土曜講座だけでも熱心なのに、さらに熱心と言える。
最前列ならば、波動を強く感じることができる。
力をつけたいのであれば、素直に、謙虚に学ぶ姿勢をもち、実際に一言ももらさない、またはじっと熱い視線で見つめるくらいの態度で学び取るようにしたいものだ。
[学力アップを支援する志水廣の公式ホームページ]