一問一答から、一答一受
- 公開日
- 2008/02/16
- 更新日
- 2008/02/16
今日のひとこと
2/15 今日のひとこと
意味付け復唱法は、概念を表す言葉の意味が深まる方法、深めさせる方法である。
円周率3.14の授業では、「すべての場合3.1になっている。」、「直径が変わっても3.1になっている。」「3.1と3.2間にある。」などと、3.14にまつわる言葉が子どもから生み出されてくるのである。これが子どもが共感しつつ共創する授業である。
さて、意味付け復唱法を教師と子どもとの応答について考えてみよう。
授業記録で再現してみると、T→C→T→C→T→Cのようになる。
ところが、本当のところは、C→T→C→T→Cのように、教師は「受け」の構えで応答しているのである。
その際、教師は「なるほど」をつかいながら、子どもが作り出していく授業である。
T→Cで分析するのは当然のこと。C→Tで分析してみると切り返しの力が見えてくる。これをCTスキャンという。
このようなキャッチ&リスポンスのある授業を目指したい。
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