笑顔は訓練でつくる
- 公開日
- 2010/04/23
- 更新日
- 2010/04/23
授業ワンポイントアドバイス
私の若い先生へのアドバイスで一番多いのは、「笑顔をつくりましょう」です。
子どもたちに素敵な笑顔を見せてくれる方はたくさんいらっしゃいますが、それでも「笑顔」なのです。
教師の感情は意外なほど顔に出ます。
子どもが間違えたり、ピントはずれなことを言ったりすると、特に若い先生は、とっさにどう対応してよいかわらなくなり、困ったり、戸惑ったりした表情になります。
子どもはすぐに、「ああ自分はおかしなことを言ってしまったんだ」とがっかりして意欲がなくなってしまいます。
こういう時こそ、まずは「笑顔をつくる」ことが大切になります。
子どもは先生に受け止めてもらえたんだと安心しますし、先生にも余裕ができるので次の対応を考えることができます。
普段は素敵な笑顔の方でも、このような場面ではなかなか自然には出せません。
意識して「笑顔を作ろう」としなければダメなのです。
ですから、鏡を見ながら自分の意思で笑顔をつくる訓練をしてほしいのです。
困ったと思ったら、自然に笑顔になるくらい意識してほしいのです。
どんなん時でも教師が笑顔で受け止めることが、子どもとの関係をつくる第一歩だと思います。