子どもが話を聞いていないと感じたとき
- 公開日
- 2011/02/17
- 更新日
- 2011/02/17
授業ワンポイントアドバイス
子どもたちに対して、静かにはしているが話をちゃんと聞いていないと感じるときがあります。集中力が落ちていると言い換えてもいいでしょう。話を聞かせようとするあまり、教師の声がどんどん大きくなり、それに反してますます子どもは聞く気をなくしていく。そんな場面もよく目にします。このようなとき、どのような対応をしたらよいのでしょう。
もともと子どもの集中力は受け身の状態では長くは持たないものです。一方的に教師が話し続けていることに原因があることが多いように思います。
話の内容について子どもたちに問いかける。ちょっとした活動を入れる。こうすることで集中力は戻ってきます。
「・・・になるんだけど、納得した。納得した人手を挙げて。○○さん説明してくれる」
「・・・ということが起こったんだけど、君たちならどうする。周りの人と少し話してごらん」
このように、ちょっとした問いかけや活動を入れると、受け身の状態から解放されてまた話を聞けるようになります。
話をしていて子どもたちの集中力が切れたなと感じた時は、一方的に話していないか振り返ってみてください。受け身の状態を続けさせていた場合は、一旦その状態から解放してあげてください。そうすることで、子どもたちの集中力は戻ってくるものなのです。