体育大会を観戦
- 公開日
- 2012/09/24
- 更新日
- 2012/09/24
独り言
昨日は、中学校の体育大会を観戦しました。昨日の日記(体育大会の何を見る)に書いたように、子どもたちの応援風景を中心に観察していました。
最初の集合、開会式の時から1年生の4学級のうち2学級が気になりました。集中力のない子どもが目立ち、そのようすが他の子どもに伝染していきます。発達障害の傾向のある子どもがいることは間違いないようです。他の学級にもそれらしい子どもはいるのですが、これほどには広がっていません。
一方2年生、3年生はさすがです。集中力を保ち、とてもよい姿を見せています。観戦のようすも、他学年の競技であっても熱心に応援していることが遠目でもよくわかります。特に2年生はどの学級を見ても頭の向きでどこに選手がいるかわかるくらいです。
1年生は、楽しそうではあるのですが、友だちと雑談したり、体がおかしな方向に向いていたりが目立ちます。その中でも1学級だけは2、3年生と比べても差がないほど落ち着いて観戦していました。いろいろな要素があるので何ともいえませんが、学級担任の指導にも差がありそうです。後でうかがったところ、この学級はベテランの先生が担任をされているそうです。なるほどと納得です。最初に気になった2学級は若手の先生が担任のようです。日ごろ自分の学級と他の学級を比較する機会はそれほど多くはありません。彼らもその差にきっと気づいたことだと思います。ベテランとの違いから多くを学べるとてもよい機会になったことと思います。
競技審判も多くは子どもたちです。競技と競技の合間や、進行の関係で空白の時間ができることがあります。そんな時でも、リラックスはしていますが、顔をしっかり上げてきちんとした姿勢を崩さない子がいました。なかなかできることではありません。もちろん競技中も審判に集中していました。うっかりしてこのことを先生に伝え忘れたのですが、こういう子どもをしっかり評価してあげたいものです。
時間の関係で、1年生と2年生のクラスマス(ゲーム)を最後に席を立ったのですが、ここでも子どもたちの成長と教師の指導について考えさせられました。マスゲームをうまく見せるポイントは比較的はっきりしています。手や体の向きをそろえる、指先に力を入れる、止める瞬間に力を入れる、動き始めだけでなく、止めるタイミングをそろえるなどですが、これがどのくらい徹底できているかで大きく違ってきます。
1年生は経験が少ないためか、学級間の差が出ました。直接指導したのか、子どもたちに気づくように仕向けたのか、その指導法はわかりませんが、ベテランの学級はポイントがきちんと押さえられていて、なかなか見ごたえがありました。
一方2年生は、1年生と比べて差が少なくなっています。1年生で学んだことを元に自分たちでポイントを押さえているのでしょう。担任が意識して指導した部分は見えるのですが、大きな差とはなりません。見ることはできませんでしたが、おそらく3年生はこの傾向がもっと強くなっていると思います。
全学年が一堂に会することで、子どもたちの成長の過程がとてもよく見えてきます。頼もしい姿を見せてくれる3年生も、2年前には今の1年生のように幼く、頼りないようすだったはずです。子どもたちの成長と担任の指導の影響力について考えるきっかけになりました。楽しい時間をありがとうございました。