【青山新吾先生セミナー10】つぶやき法
- 公開日
- 2012/12/01
- 更新日
- 2012/12/01
活動報告
ある学校での例。C児がパズルをしている。C児は,パズルがうまくいかないと暴れて投げることがあると聞いた。ふと思いつき,少し近づいて、さも一人ごとのように,「パズルかぁ。パズルをイライラせず静かにできたらおりこうになるのかぁ。」とパズルのケースを見てつぶやいてみた。「どこに書いてあるの?」とC児が聞いてきた。「説明のここのところにさぁ」とケースを指して言ってみた。「ここ書いてあるの?」とまた聞いてきた。「イライラしてもパズルをなげないでね。いい子になれるよ。」と再度、説明の部分を指してみる。「ふ〜ん。」と言い,C児はパズルを投げなかった。
心理的な距離感に敏感なC児は,その距離を寄せてこられると,受け止められないのだと思う。そこで、何気なく,誰に言っているのでもなく,それとなしにつぶやくように話してみる。心理的な距離感を大切にしてのかかわりを試してみるのも効果がある。