20代からの教師修業 出会いと挑戦 −3−
- 公開日
- 2015/07/19
- 更新日
- 2015/07/19
活動報告
心が変わる
土井先生は「左利き用定規」「左利きのはさみ」を準備していました。
それに対して、福山先生は左利きの子が何人いるかもわかっていません。
こうした「心」遣いが、左利きのことの出会いにつながることを知ったのです。
“声かけ”が大切。しかし、声欠けはNG。言葉が欠けるのはダメである
このように、福山先生は、言葉、文字にこだわります。
さらに、絵にもこだわりがあります。
「これは何に使うものですか??」
手に持っているのは、小さな色紙。後方からは見えません。
みなさん、身を乗り出して見ようとした。多少乗り出しても距離は変わらないのに。(笑)
でも見ようとすることが大事なのだ。
福山先生は、「心」が態度に表れることをとても大切にしています。
色紙も、わざと小さいものを見せ、じっと見ることで物と出会うことのきっかけを作っているのです。
色紙は誕生日のお祝いでした。福山先生オリジナルの絵が描いてあります。
一人ひとりの誕生日はちゃんとお祝いをしてあげる。
こんなところにも、福山先生の心遣いが見えてきます。
土井先生との出会いが、福山先生の「心」を変えたのでした。
いよいよ、福山先生の教師修行が始まります。