校長室だよりNO153
- 公開日
- 2012/12/20
- 更新日
- 2012/12/20
校長室から
12月20日(木)給食の時間のできごと
給食の時間が終わっても、給食を食べている子がいました。それも涙をためています。何かあったことがすぐにわかります。1回目は、「がんばれ」と声をかけるだけにしました。もう一度、そこに行くとまだ変化はありませんが、先生と話していました。もう、授業が始まりそうだったので、校長室に呼び話を聞きました。
「何があったの?、自分から、言えるようになったら言うんだよ。」と話し、待っていました。5分ほどして、「話せる」と言うので、聞きました。「給食をもう食べられませんと言うのに、食べなさいと先生が言うんです。」と、訴えてきました。
「そうか。無理やり食べさせるのはいけないね。でも、おかしいな。三宅小学校は、無理やりみんなに食べさせたりはしていないはずだよ。ちがうかい?」と聞くと、頷きます。「本当なら校長先生が先生のことを叱ります。」と話し、授業に戻します。
担任と二人で話している様子を聞いていると、自分で食べられそうにない時は、自分で食べられる分だけに減らすことができるようです。そのルールを守ることができなかったことと、そのことを自分の言葉で報告ができなかったことが、どうも原因のようです。
そのことがわかると、子供はすっきりとした顔になり、鼻水をふいて授業に参加することができました。子供は、自分が何を叱られているのかわからない、先生は、そのことに気付かせたい、両者の思いがよくわかり解決しました。
2学期も残りわずかですが、いろいろあります。でも、その一つ一つが子供を成長させていきます。