都小社研会長挨拶
会長挨拶
令和6年5月28日
東京都小学校社会科研究会 会長 石井 正広
(新宿区立四谷小学校長)
本年度の東京都小学校社会科研究会総会において、和田幹夫前会長から引き継ぎ、令和6年度の会長を務めることになりました石井正広と申します。
令和5年度に新型コロナウイルス感染症が5類になり、学校の教育も従前のような制限のない活動を取り戻すとともに、新たな学校行事の運営方法や働き方改革の推進等これまでにない学校のあり方が求められています。
また、令和3年度の中教審答申「令和の日本型教育」で示された個別最適な学びと協働的な学びの一体化を踏まえた授業改善への試行が学校現場で広がりを見せています。これは、社会科が本来大切にしてきた問題解決的な学習における個の学びの成立と同一と考えてよいと思いますし、授業観の転換が期待されています。
一方、現実社会では、ウクライナやガザでの紛争が解決することなく長期化し、地球温暖化の問題は増々深刻化しています。国内では、未曾有の少子高齢化と人口減少、円高によるインバウンドの増加やSNSやAIの進化等により私たち国民生活も大きな変換期を迎えており、ますます予測困難な社会(VUCA)となっています。
このような状況の中で、本研究会では、昨年度、第61回全国小学校社会科研究協議会研究において、「社会とつながり未来を創る子供の育成 〜社会的事象の見方・考え方を働かせ、主体的に問いを追究する社会科学習〜」を研究主題に掲げ、自分と社会とのつながりを意識しながら主体的・協働的に学習問題を追究し、よりよい社会のあり方を考え、その形成に参画していこうとする子供の育成をめざす社会科授業を提案したところです。大会では、1600人を越える参加者の方々を迎え、充実した研究大会にすることができました。改めて、都小社研の会員はもとより、4つの会場校の先生方、そして都内各地区の先生方に感謝申し上げます。
さて、全国大会が終了すると研究に対する熱量がどうしても下がる傾向があります。全国大会の研究成果を継承・発展させていくことが大切です。そこで、今年度の都小社研の活動目標は、「東京大会の成果を継承・発展させ、10年後の全国大会の基盤をつくる!」としています。
そのために、次の4点を取組の重点として活動をすすめていきます。
(1)大会研究主題を継続し、研究成果を周知することを通して、研究をさらに発展させる。
(2)学年部会ごとに研究主題及び研究内容を設定して、創意・工夫した実践的な研究を推進する。
(3)10年後の全国大会を見据えた人材育成をすすめるために、都小社研独自の研究員制度を立ち上げて礎的な実践研究に取り組む。
(4)夏季研究会でのワークショップや地区委員会での講演及び情報交換を通して、東京都の社会科教育の裾野を広げる。
各学年部会の研究活動及び都小社研独自の研究員の活動以外としては、今年度の主な研究活動の予定は以下の通りです。
4月14日(火)都小社研総会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
6月13日(木)都小社研研究員総会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
7月 9日(火)地区委員会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
8月22日(木)夏季研究会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
10月29日(火)都中社研との合同研究会(四谷小学校)
講師:文部科学省小学校社会教科調査官 文部科学省中学校高校歴史視学官 藤野敦先生
11月 5日(火)地区委員会(四谷小学校) 前文部科学省視学官 澤井陽介先生の講演
2月21日(金)研究発表会(上板橋第四小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
今後の研究活動の様子や成果は、ホームページ等を通して積極的に発信していきます。どうぞご活用ください。
都小社研の研究活動へのご参加を心よりお待ちしております。
令和5年度に新型コロナウイルス感染症が5類になり、学校の教育も従前のような制限のない活動を取り戻すとともに、新たな学校行事の運営方法や働き方改革の推進等これまでにない学校のあり方が求められています。
また、令和3年度の中教審答申「令和の日本型教育」で示された個別最適な学びと協働的な学びの一体化を踏まえた授業改善への試行が学校現場で広がりを見せています。これは、社会科が本来大切にしてきた問題解決的な学習における個の学びの成立と同一と考えてよいと思いますし、授業観の転換が期待されています。
一方、現実社会では、ウクライナやガザでの紛争が解決することなく長期化し、地球温暖化の問題は増々深刻化しています。国内では、未曾有の少子高齢化と人口減少、円高によるインバウンドの増加やSNSやAIの進化等により私たち国民生活も大きな変換期を迎えており、ますます予測困難な社会(VUCA)となっています。
このような状況の中で、本研究会では、昨年度、第61回全国小学校社会科研究協議会研究において、「社会とつながり未来を創る子供の育成 〜社会的事象の見方・考え方を働かせ、主体的に問いを追究する社会科学習〜」を研究主題に掲げ、自分と社会とのつながりを意識しながら主体的・協働的に学習問題を追究し、よりよい社会のあり方を考え、その形成に参画していこうとする子供の育成をめざす社会科授業を提案したところです。大会では、1600人を越える参加者の方々を迎え、充実した研究大会にすることができました。改めて、都小社研の会員はもとより、4つの会場校の先生方、そして都内各地区の先生方に感謝申し上げます。
さて、全国大会が終了すると研究に対する熱量がどうしても下がる傾向があります。全国大会の研究成果を継承・発展させていくことが大切です。そこで、今年度の都小社研の活動目標は、「東京大会の成果を継承・発展させ、10年後の全国大会の基盤をつくる!」としています。
そのために、次の4点を取組の重点として活動をすすめていきます。
(1)大会研究主題を継続し、研究成果を周知することを通して、研究をさらに発展させる。
(2)学年部会ごとに研究主題及び研究内容を設定して、創意・工夫した実践的な研究を推進する。
(3)10年後の全国大会を見据えた人材育成をすすめるために、都小社研独自の研究員制度を立ち上げて礎的な実践研究に取り組む。
(4)夏季研究会でのワークショップや地区委員会での講演及び情報交換を通して、東京都の社会科教育の裾野を広げる。
各学年部会の研究活動及び都小社研独自の研究員の活動以外としては、今年度の主な研究活動の予定は以下の通りです。
4月14日(火)都小社研総会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
6月13日(木)都小社研研究員総会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
7月 9日(火)地区委員会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
8月22日(木)夏季研究会(四谷小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
10月29日(火)都中社研との合同研究会(四谷小学校)
講師:文部科学省小学校社会教科調査官 文部科学省中学校高校歴史視学官 藤野敦先生
11月 5日(火)地区委員会(四谷小学校) 前文部科学省視学官 澤井陽介先生の講演
2月21日(金)研究発表会(上板橋第四小学校) 文部科学省教科調査官 小倉勝登先生の講演
今後の研究活動の様子や成果は、ホームページ等を通して積極的に発信していきます。どうぞご活用ください。
都小社研の研究活動へのご参加を心よりお待ちしております。