書評10
- 公開日
- 2019/11/18
- 更新日
- 2019/11/18
教育情報
◆2時間の学習効果が消える!「やってはいけない脳の習慣」
監修者:川島隆太(東北大学加齢医学研究所所長)
著書:横田晋務(東北大学加齢医学研究所助教)
発行所:青春出版 初版発行:2016年8月15日
「脳を鍛える大人のドリル」や「脳トレ」の著者で有名な、東北大学加齢医学研究所所長の「川島隆太」氏が、スマホの脅威について言及している。
毎年4月に行う「仙台市標準学力調査」に合わせて、生活習慣アンケートを仙台市立小学校・中学校の全児童生徒約7万人に実施。そのデータを科学的に解析し、その中で解明したことが書かれている。
例えば、家で2時間勉強しても、それ以上多くの時間スマホを使えば、学習効果はゼロになる、つまり、ほとんど勉強していない子と同じ成績になるという衝撃のデータが掲載してある。
「ノーメディア」や「アウトメディア」等の活動を行っているが、マンネリ化を危惧している学校には参考になるであろう。
(対象:全学級担任、全保護者)