2025年8月18日仕事日記
- 公開日
- 2025/08/19
- 更新日
- 2025/08/19
仕事日記
5時台の動きはいつもの通り。6時30分ごろ家を出て、いつもの喫茶店でモーニング。そこから四日市総合会館へ向かう。8時ごろ着。会館ロービーで時間調整も兼ねて読書「シン読解力」。
9時ごろ講演会場の8階へ。機器準備。かつてのゼミ生4期生・竹内君と同学年担任・初任者Kさん、EDUCOM佐野さんが控室に顔を出してくれた。僕の講演を聞きにわざわざ足を運んでくれたことが嬉しい。
9時30分から10分の休憩を入れて12時まで講演。演題は「授業の見方・つくり方~授業をみる目を高め、自らの実践につなげるために~」。昨年に引き続きの同演題依頼だが、今年も参加される方があるとお聞きし、講演骨子は変わらないが、提示資料はほぼ刷新。いつもの通り、近くの方々でやりとりをしてもらいながら進行。
午後の講演会場の朝日町立朝日小学校近くのガストに集合。竹内君らとランチ。講演感想を聞き、元気を出して朝日小学校へ向かう。学校に到着してビックリ。なんと円形校舎で文化遺産とのこと。14時から10分休憩を入れて16時まで講演。演題は「対話(発信する・受け取る・つなぐ)を通して互いの考えを認め合い、学び合う授業」。「対話がなぜこの学校の子どもたちに必要なのか」という原点に戻って考えてもらう。動画を多用して演題の具現化の材料を提供。よく聴き、よく笑い、よく話し合っていただける皆さん。つい力が入る!
帰路も順調。18時前には帰宅。さっそく届いた講演感想。二人に感謝。写真整理してグループLINEで、かつてのゼミ生に報告。20時から21時30分ごろまで、EDUCOM木下さんとオンライン打ち合わせ。明日のオンライン会議の内容提案をしたり、ここのところ感じていることを伝えたりしての僕にとって充実の時間。
以下は二人から届いた感想。ぜひ目を通していただきたい。
<竹内君>
6年ぶりに先生のご講演を聞かせていただき、あらためて自分を見つめ直す貴重な機会となりました。学生の頃は先生のお話の「内容」を受け取るだけで精一杯でしたが、今回は内容に加えて、抑揚やテンポ、オチの付け方といった話し方にも惹かれました。参加者を自然に巻き込んでいく話術に、初めて先生のお話を聞かれた方々も引き込まれている様子が伝わり、玉置ゼミでの学びの価値を実感しました。
特に心に残ったのは「腹落ちしていない」「薄っぺらい」という言葉でした。振り返れば、自分の授業でも方法だけが先走り、形だけの活動になってしまったことがありました。
「グループで話し合います」→一方的なミニ発表会。
「振り返りを書きます」→黒板を写すだけ。
その活動に意味があるのか、教師は何を意図しているのか、教師が目的を理解(腹落ち)し、日々の授業で「育てていく」「積み重ねていく」ことを意識しなければなければいけないと思いました。
また「薄っぺらい授業」という言葉も胸に刺さりました。教材観や指導観を指導書に書かれたもののまま借りて進めてしまえば、授業者としての存在意義がなくなり、ただの作業になってしまいます。だからこそ、自分自身が教材を深く理解し、自分なりの教材観や指導観を持って授業を組み立てることが大切だと感じました。
先生のお話を通して、教師自身が意図を持ち、思いをのせて授業に臨むことの大切さを実感しました。方法だけが先行するのではなく、しっかりと腹落ちし、子どもの言葉をどう生かし、つなげていくのかを練っていきたいです。9月から授業が楽しみになりました。ありがとうございました。
<初任者さん>
授業の見方・考え方では、子どもの姿をよく観察することの大切さを知ることができました。今まで「子どもたちを見る」という言葉は知っていても、どんな様子を掴めばいいのか、どんな様子なら子どもたちを見れているというのかを中身まで考えることができていなかったことに気づきました。子どもの変化を瞬時にキャッチする観察力が子どもを見ることに繋がり、結果子どもたちがより楽しく学ぶことができる授業づくりに繋がると感じました。
午後の時間では、授業の基礎基本を知ることができました。話し合いしてほしいと思っていても、意見を言い合うだけになってしまう現状に悩んでいました。しかし、今日の話し合いの前に聴き合いという言葉にとても惹かれました。聴き合うことが子ども同士のつながりになり、それが社会性につながっていることに気づけていませんでした。
2学期は、まず聴くことについて学級全体で考え、相手の目を見て聴く、うなずく、コメントする等を価値付けし大切にできる学級にしていきたいです。私自身は、子どもたちの表情や動きを授業の中で観察しキャッチが1学期よりできるようにします。時間があっという間に過ぎてしまう面白いお話ばかりで勉強になった1日でした。2学期から玉置先生のお話を実践していきながら頑張ります。本日は貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。