研究室日記

幼稚園教育実習での学び(松野)

公開日
2025/11/23
更新日
2025/11/23

学生の学び

 こんにちは!10期生の松野です。今回は4週間の幼稚園教育実習での学びを記事に書かせていただきます。


 4週間の実習を通して、実際に子どもと関わることでしか得られない、多くの学びを得ることができました。日々の生活の中で起こる一つ一つの出来事が、子どもの思いや行動の背景を理解し、保育者としてどのように関わるべきかを学ぶことができました。


 まずは、子どもとの関わりから学んだことについてです。日常の遊びの中でおもちゃの取り合いになることがありました。その際に保育者はその場で見えた行動だけで判断するのではなく、一人ひとりの話を丁寧に聴き、「どうする?」などと問いかけながら、子ども自身が解決方法を考えられるように促していました。「時計の長い針が10になったら貸す」と自ら決められた姿から、保育者が「仲良く使おう」などと一方的に指示するのではなく、子どもの思いを尊重しながら寄り添うことの大切さを感じました。

 また、言葉がまだ十分に発達していない中でも、表情やしぐさ、指差しなど、言葉以外の方法で気持ちを伝えようとする姿が見られ、保育者がそのようなサインを丁寧に受け止めることで、子どもは安心して思いを表せるようになるのだと学びました。保育者の言葉かけが、子どもの意欲や安心感を大きく左右するため、日々の様子をよく見て、一人ひとりに合った言葉をかける必要があると強く感じました。表情や動きなどの非言語的なサインを見逃さず、思いを汲み取る姿勢を大切にしたいと強く思いました。そのような関わりの積み重ねが、「先生はわかってくれる」と感じることにつながり、信頼関係も深まっていくのだと学びました。


 次に、保育者の姿勢や活動に向けての準備から学んだことについてです。運動会では、子どもたちが諦めずに何度も挑戦する姿に心が動かされました。運動会後の振り返りの際には、先生方は子どもの頑張りを振り返りながら、自身の関わりを見つめ直していました。

 子どもたちの姿を丁寧に見取りながらも、自身の保育を常に省みてよりよくしようとする姿勢が、子どもたちの安心や信頼につながるのだと実感しました。子どもの姿を一面的に捉えず、一人ひとりが「見てくれている」「認められている」と感じられるような関わりを意識し、振り返ることで自分自身も成長し続ける保育者でありたいと強く思いました。

 また、子どもたちが活動や制作を行う際には、まずは保育者自身が体験してみることが重要であると学びました。実際にやってみることで、子どもたちにどのように伝えると良いか、どの部分が難しいかなどを理解することができます。

 青と赤の絵の具を混ぜる場面では、「ほんとに紫になるの?」と目を輝かせながら見つめていました。色が混ざりだんだん紫色に変わると「わあ!」「紫色になった!」と驚きや喜びの声があがりました。「どうなるんだろう?」という子どもの気付きや探究心を大切にし、感じたことを自由に表現できる環境をつくりたいと強く思いました。


 最後に、子どもの小さな変化を受け止めることの大切さについてです。不安から泣き出す子どもや、活動に消極的な子どももいましたが、友達や保育者が楽しむ姿を見て、最初は参加をためらっていた子どもも自ら活動に加わる姿がありました。言葉で促すだけではなく、一緒に楽しむことも大切だと実感しました。

 一人ひとりの行動の背景には、その子なりの思いや経験があるため、表情やしぐさにも目を向け、気持ちを丁寧に読み取る姿勢を大切にしたいと強く思いました。


 4週間という短い期間の中でも子どもとの関わりや部分実習を通して、一人ひとりの子どものよさや成長を感じる場面が多くありました。他にもここには書ききることができないほどの多くの学びを得ることができました。

 温かく受け入れてくださった先生方、ともに過ごし、毎日たくさんの気づきを与えてくれた子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだことを生かし、さらに学び続けていきたいと思います。(松野)