収穫盛りだくさんの教員養成講座
- 公開日
- 2016/10/23
- 更新日
- 2016/10/23
学生の学び
10月6日、大学の就職課が開講している『教員養成講座』がありました。模擬授業や担任第一声など、実際に4月から教壇に立って働く上で必要なことをこの講座では学んでいきます。前回はオリエンテーションだったので今回から本格的にスタートしましたが、その第1回目は模擬授業でした。
そうなんです。前日にもゼミで模擬授業を行っていたので、私は玉置先生やゼミ生、友人からもらったアドバイスを基に、もう一度同じ授業を試みました。そこで得た成果と課題を以下のようにまとめてみました。
〇成果
・児童の集中力を高める。
⇒授業の冒頭で、「顔を上げておへそは先生の方へ。みんな先生と目が合うかな。」と発問した。これによって、学生相手ですが児童の目線を集める手応えを掴めた。
・疑問の共有ができた。
⇒あまりのあるわり算を初めて取り扱う場面だったため、答えが今までのように表記できないという疑問を、全員が共有できるまで丁寧に意見交流ができた。
・課題の必然性
⇒前述したように全体で疑問の共有ができたので、スムーズに課題へとつなげることができた。
・キーワードを黒板の隅に書く。
⇒前日のできなかったことでした。今回はあまりのあるわり算の式を見た時に「ピッタリじゃない。」という意見が出た。まだあまりについて考えさせる場面ではなかったが、とても良い表現だと思い黒板の隅に「ピッタリじゃない。」と書いた。この意見を言った私の友人からは、「自分の意見が黒板に書いてもらえて嬉しかった。」という感想をもらった。
〇課題
・話し合いからの切り替えが不充分だった。
⇒授業の冒頭では、児童が教師に注目できるような発問があったが、ペアで話し合いをさせた後にこうした発問ができなかった。実際の授業であればここから集中力が途切れてしまう可能性もあるので、1つ1つの発問を大切にしたい。
・考え方を教師が誘導してしまった。
⇒わり算の答えの確認はかけ算九九を使うという既習内容の復習まではできた。しかし、その後のあまりのあるわり算では、同様の考え方がなかなか引き出せず、最後は自分で話してしまった。できているつもりで復習が足りなかったのか、発問に問題があったのか、もう一度振り返りたい。
同じ内容の模擬授業2回目でこれだけの成果と課題を得ることができました。特に成果の『キーワードを黒板の隅に書く』という点では、玉置先生に教えていただいたことを自分なりに即実践してみて、手ごたえを感じることができたのが良かったです。たった2本分の授業ですが、この2日間で少しは授業技術を身に付けることができたと思います。これを確かなものにしていけるように、今後学びの場を大切に頑張りたいです。(佐藤)