6月24日授業深掘りセミナーに参加して(佐久間、岡田)
- 公開日
- 2017/07/06
- 更新日
- 2017/07/06
学生の学び
6月24日に授業深掘りセミナーに参加させていただきました。この記事は2期生佐久間と3期生岡田の学びです。
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今回、初めて深堀りセミナーに参加させていただきました。どのように進んでいくのか、どのように振る舞うのが良いのか分からず臨みましたが、終わった頃には多くのことを学ばせていただくことができました。
前半は佐藤正寿先生による社会の授業、後半は和田裕枝先生による算数の授業でした。どちらの先生の授業も、私たちがやらなくてはならないことや目指さなくてはならないことが盛りだくさんな内容でした。
その中で私は、ハッとさせられたことについて書きたいと思います。それは、私たちは見方・考え方を考える教育を受けて来なかったのだということです。
佐藤先生の授業で資料を提示された時、そして和田先生の授業で3つの求め方を提示された時、どちらも気付いたことを問われました。その時の私たちの反応はあまり活発ではなく、「相違点はどこだろう?」と言われて比較するようになりました。
先生方の担当する子どもたちは、「何か気付いたことある?」と聞かれるだけで自ら相違点を挙げていくそうです。ただ気付くだけではなく、学習の上での気付きというのは、そのような違いを見る目が何よりも大切なのだと感じました。
子どもたちにそのような目を身に付けてほしい、と思う前に、まず自分が身に付いていないといけないと思います。これから意識的にいろいろな物事を比較して見る目、本質を見極められる目を養っていきます。(岡田)
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今回は、佐藤正寿先生の社会の授業と和田裕枝先生の算数の授業を児童役として参加しました。2つの授業から共通して学ぶことがありました。
それは、答えを発言することよりも「なぜそう考えたか?」という見方・考え方を子どもたちに考えさせる、発言させることを大事にさせることです。
佐藤先生の授業では「なぜ〜になるのか?」や「この後どうなるのか?」という発問がいくつかありました。また、和田先生の授業では「共通しているところと違っているところはなんですか?」という発問がありました。どちらの授業も発問に対する答えを言うと、どうしてそう思ったのかを私や他の児童役の人にすぐに聞き返してくることが多々あったのが印象的でした。いざ「説明して?」と言われると、なかなか素早く対応できないもので、整理しながら先生に説明していましたが、そこに大きな学びがあると思いました。
答えを考える、理解することはもちろん大切なことですが、その答えの裏付けをハッキリさせてこそ深い学びになるのではないかと感じました。おそらく私は今まで、答えだけを求めてきた授業を受けてきたので、今回児童役をしていましたが、かなり頭を使って考えていました…。
各教科に様々な見方・考え方があるのでそれをいかに子どもに気づかせるのか、また、その気づきや思考を言語化する習慣を付けさせることが重要だと学びました。
私は考えているつもりだけだったのかもしれないと不安になったので、思考言語化できるような人間になれるように今からでも意識していきたいと思います!(佐久間)
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今回のセミナーでとても良い学びができました、ありがとうございました。