6月26日「幸せは作るものではなく、気付くものである。」道徳の模擬授業を終えて(伊藤)
- 公開日
- 2020/07/17
- 更新日
- 2020/07/17
学生の学び
先日7月13日、21歳の誕生日を迎えることができました。沢山の友達に支えられ生きてこれたことにとても幸せを実感することができました。
そんな私ですが、20年間振り返って、魔日毎日、課題やら宿題やら予定やらから逃げて、追われ続けてきました。そんな生活をしていたため、自分に余裕がなく、何事も空回りしてしまい、ダサい生き方をしてきたなと思いました。そのため、21歳は「期限に余裕を持ち様々なことをこなし、スマートでかっこいい大人になる」を21歳の抱負にしたいと思います。そんな中21歳3日目、15日に期限を大いにすぎたこの記事を書いてます。
6月26日金曜日5限にゼミで道徳の授業をやりました。周りと比べて、劣等感を抱いていた主人公が、ある日をきっかけに個性を伸ばし自分に自信をもって成長するという「嬉しく思えた日から」という教材について模擬授業をしました。
授業を作る上で、一番最初に困った場所は、導入です。今までの授業の流れでは、物語の前後で主人公の気持ちが変わった場面のイラストを見て、児童が、主人公はどのように気持ちが変化したのかを想像するというのがいつもの流れでした。しかし私の教材には、主人公の気持ちが変わったことが想像できるようなイラストが一切なく、導入をどのようにつくるのか、とても悩まされました。結果、イラストはないので、主人公の気持ちが変わったことがわかる、文章を教材から一部分抜き取り、そこから、主人公に何が起きて、どんな気持ちに変わったのかを想像する導入にしました。すると、テーマの「自分の個性に気付き、個性を伸ばす」ということに直結しており、狙いに沿ったとても良い、導入ができたと思います。またイラストでクイズのようなものも出し、児童の興味を引けるような導入になったと思い満足しています。しかし、反省点もたくさんありました。
まず1つ目の反省点は、授業の構成を考えたり、導入を作ることに時間をかけすぎて、授業の通した練習をしていなかったことです。この事により、当日になり、発問が伝えにくい文章になってしまいました。また、余裕がなくなり、周りのことが見えずから回ってしまったことです。このような反省から、模擬授業をする際は、周りの友達や、兄弟などの最低2人授業をして、感想をもらい改善して、穴を埋めていくことが大切だと思いました。
2つ目の失敗は、自分の狙いに集中しすぎて、児童役の人たちに目を向けることができなかったことです。自分がこだわっていたいた事に集中しすぎて、先生中心の授業になってしまっており、自分勝手な授業担ってしまいました。道徳は、児童が考えることに意味がある教科なので、自分のことを先行するのではなく、児童にもっと自由に考える機会を与えることが大切だと思いました。
最後に今回の授業でアドバイスしていただいたことで、最も大切にしたいなと思ったことは、「児童から先生が狙っていた意見が出たら、それをもう一度言わせて、クラス内でその意見の価値を高めていく」ということです。このことは道徳に限らず、どんな授業でも使える技術で、子供の発言で勧めていく授業で、教師が狙ったことを学ばせることができるとても素晴らしい授業技術だと思いました。
最後の最後に余裕を持ち、私生活も授業もスマートにかっこよくこなせる、先生(大人)になることを個々に誓いたいと思います。
(令和2年7月15日伊藤幹太21歳)