研究室日記

偉人に學ぶ教育の在り方(下野)

公開日
2021/06/02
更新日
2021/06/02

四方山話

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こんにちは、7期生の下野です!
私は、イネ科の花粉症持ちで、梅雨の合間に時たま晴れ渡る空でいつもくしゃみを連発している今日この頃です(笑)

そんなくしゃみばかりをして、少し気が憂う日の空きコマに図書館へと向かいました。うちの大学は、周りを見渡せば一面田んぼなのでイネ科の花粉が大量発生。図書館へと避難したと言っても過言ではありません、、。
図書館で、ガリレオ・ガリレイの伝記を手に取りました。なぜガリレオ・ガリレイだったのかと問われると特に意味はなかったのですが、なんとなく手に取りました。

さて、前置きが長くなってしまいました。
今回は、
花粉症の私が避難先である図書館でたまたま手に取ったガリレオ・ガリレイの伝記で出逢ったある言葉について綴らせていただきます。

ガリレオ・ガリレイと言えば、
「それでも地球は動いてる」の言葉で有名です。
宗教裁判にかけられても尚、地動説を唱え続けた天文学の父です。

そんなガリレオは、教育においても大切な言葉を残しています。

「人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ。」

ハッとさせられました。

人にものを教えることって本当にできるのでしょうか。子ども達より人生を長く歩み、学び、教師として教壇に立つ。勿論、多くの知識を子ども達に与えなければなりません。それが学校ですから。
しかし、「人にものを教えよう」とそのことだけに重点を置いていたのなら、それは知識注入型の画一的な学びになりかねません。大切なことは、子ども達が自ら気づく手助けを学びや知識を持つ教師が行うこと。

新学習指導要領では、主体的・対話的な深い学びに重きを置かれています。これって、ガリレオの言ったことなんじゃないかな?と私はビビッと来ました。

ものすごいことです。
400年も前から、ガリレオは教育の本質を見抜いていたのかもしれません。

教育の在り方は、日々変容し
目の前の子ども達の目を見て、表情を見て
それでも難しい課題です。
私自身、未だ教育実習を控える身である3年生。
分からないこと、まだまだ学び足りないこと、もっともっと成長したいと考えに考えること。そんなことばかりです。
しかしそんな時、少し心を落ち着けて先人達の言葉に耳を傾けてみると、本質がグッと迫ってくるのだなと実感しました。

私の心の引き出しにまた一つ素敵な言葉が仲間入りです。

教師となり、悩んだのなら
ゼミやセミナー、講義での学び
こうして出逢えた言葉達に支えられて教師という職業に向き合いたいと思った日でした。

ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
またいつか心の引き出しにそっとしまっておきたい素敵な言葉と出逢えた時には、こうして記事にして出力を通して言葉を更に意味あるものにしたいと思います。これが「気づき」というものなのかもしれません。
その時は、是非またお付き合いいただければと思います。

(下野)