研究室日記

6月11日 第2回 教師力アップセミナーでの学び 【下野・村松・安藤】

公開日
2022/06/28
更新日
2022/06/28

学生の学び

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【下野】
 こんにちは、7期生の下野です。6月11日に、教師力アップセミナーに参加させて頂きました。山田洋一先生のご講演でした。温かく優しいお人柄がオンラインであっても伝わってくるお話です。

 私が本セミナーで学んだこと。それは、「教師の心を自由に!子どもの心を自由に!学びを自由に謳歌しよう!」ということ。

 山田先生のお話は、心が自由になるそのものでした。ああしなければいけない、こうしなければいけない。例えば、この教材はこうしなければならないや、みんなが仲良くしなければならない、なんていう固定観念です。でもそれって何も生み出さない。

 子どもの心は自由ですか?そう問われている気持ちでした。自由とは、何でもあり!の状態ではありません。学校という学び舎での大きな意義、「自由の指針」を見せられるのは「教師」です。つまり、教師が指針を持って「自由」を見せられるのであれば、子どもの心・学びは「自由」になると私は感じました。

 自由を見せられる教師は、自由な学びのエキスパートである子どもを育てる。私は本セミナーでの学びをこのように締めます。

 教師力アップセミナーでは、毎回良質な教育観の根幹を学ばせて頂いております。今回もまた、素敵な学びをありがとうございました。(下野)


 こんにちは、8期生の村松です!私たち8期生にとっては2回目の教師力アップセミナー、オンラインでの開催ではありましたが、今回も教員になるにあたって身につけておくべき考え方等、非常に多くのことを学ばせて頂きました。

 山田先生のご講演と他の先生方やゼミの先輩方との話し合いを経て、「学びのユニバーサルデザイン」をするには、まずは当たり前とされているものを疑う姿勢が重要であると考えました。山田先生のお話では、ぬいぐるみを抱いて授業を参加する児童が登場しました。学校には学習に関係のないものを持ってきてはいけないというルールがありますが、学校の目標が「学ぶ」ことであるのなら、このような、児童にとって学習に集中できる環境づくりは適切であると言えます。

 また、そもそも学習に関係のないものを持ってきてはいけないというルールの目的は、児童を学習に集中させるためであると考えます。そのため、そのようなルールがあることで「児童が学習に集中できない」という事態になれば本末転倒なのではないかとも考えました。加えて、学習に集中させるための「手段」としてこのようなルールがあるのだとして、その手段が目的化してしまうといつのまにか本来の目的が達成されなくなってしまうのてはないかと考えました。

さらに、これと同じような例には、理不尽な校則が挙げられると考えました。私が中学生の頃、更衣期間より前に衣替えをしてはいけないというようなルールがありました。春の暑い日に長袖で登校しなくてはならす、暑くて授業に集中できなかったことを覚えています。このような校則は多くの人が違和感を感じつつも、「それがルールだから」ということでそのままにされてしまっていると考えています。


 少し話がずれてしまいましたが、このように当たり前を疑う姿勢が、本当に生徒にとって良い授業をでデザインしていく上で重要であると感じました。

 山田先生、今回は実り多いご講演をありがとうございました。学んだことをさらに自分の中で咀嚼し、教師生活に活かしていきたいです。(村松)


【安藤】
 こんにちは、8期生の安藤です。6月11日に教師力アップセミナーへ参加させていただきました。第2回目はオンラインで行われました!山田先生からUD(ユニバーサルデザイン)の考えを基にした学級経営について学ばせていただいた後、さらに意見交流を行いました。今回も時間以上に深い学びができたことに心より感謝します!!

 では、さっそく学びを記事にしていきます!

 セミナーを通して、大切な事は「環境を整えること」だと思いました。
この整った環境とは、教師が支援しすぎず、子どもがやりたいことを自由に選択してできる環境を言います。教師の立場からすると、授業が本題とずれてしまわないか、問題が起きてしまわないか等、心配な点が多く、子どもたちに任せることはすごく勇気が必要だと思います。

 しかし、教師が強制的にやらせては、子どもに変化は見られません。全ての子どもたちが、自身で選択して主体的に学びを進められる環境が必要です。そのためには教師が子どもの「やってみたい!」という気持を拾い、UDの環境を整えることが大切だと思いました。これは、子どもの主体的な学びにつながります。さらに先生は余裕が生まれるので生徒の変化に気づきやすくなり、質問やリクエストに応えられる機会が増えるため、深い学びの授業につながると思いました。

 これからは、子どものやってみたいという気持を大切に授業計画をしていきます。実習前に貴重な学びをありがとうございました!(安藤)