研究室日記

秋の便り

公開日
2015/10/03
更新日
2015/10/02

四方山話

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実家にいると甘い、いい香りが部屋の中にやってくる。
そう、金木犀。
家の庭には二本の金木犀がいる。それぞれ自分と姉と同い年のものである。
生まれたときに親が植えたもので、毎年この時期になるといい香りを漂わせてくる。
この香りがすると秋がきたと感じる。

と、この記事を書きながら「ん?香り?匂い?この場合どちらが正しいのか。」という疑問が浮かんできた。
説明できる方はいるだろうか。「香り」はなんとなくいいにおいで、「匂い」はいろんな匂いなのかな?と、雰囲気で解釈していたので自信をもって説明することが出来ない。
調べてみるととても分かりにくい。「香り」は漢字の成り立ちが「かぐわしい香り」であるのでそのまま「かぐわしいにおい、いい香り」という意味である。
次に「匂い」である。「よいかおり」というのは辞書に書いてあるが、それでは香りとの違いは何なのか。
いろいろと調べてみたが分からない。使い分けにはっきりしたものがなく、個人個人の感覚でそれぞれ使い分けているらしい。ただ「におい」には「臭い」も含み、これは「くさいにおい」のことをいう。

結局金木犀の香りなのか、金木犀の匂いなのか・・・
金木犀は名前の「金」や花の見た目の美しさからも高級そうなイメージ。そして「香り」は漢字の成り立ちが「黍(きび)のかぐわしいかおり」。
金木犀にふさわしいのは「香り」だ!と、思いました。(中田啓)

写真は実家の金木犀です。
もっと写真を上手にとれるようになりたい・・・