愛犬散歩など、朝の定番の仕事。朝読書など。
今日は安城市立安城東部小学校での指導助言日。ナビで調べると1時間ちょっとで到着予定。本当にそうか?という疑問がわいて、念のため2時間弱の予定で、9時過ぎに出発。学校付近に来たのが、約束時刻の1時間前。ナビを信用すればよかった(笑)。
11時少し前に学校着。校長、教務主任と今日の予定、今年度の訪問日程と内容を改めて確認。研究発表会当日を含めて4回の訪問を確認。
4限、5限で、全ての学級の授業を参観。生活科・総合的な学習の時間に研究をしぼり、どの学級も子どもたちによる「課題づくり、情報収集、整理分析、まとめ、そして課題づくり」の巡回がきっちりとされている。子どもたちの言葉で創る授業を大切にしていて、どの学級も子どもの発言を重ねながら、テーマに迫っていこうとしているのも、昨年から関わらせていただいている身として嬉しい。写真で示したように学びの累積や板書も素晴らしい。
1時間の講演では、今年度明確に提案された「探究スタイル」などの価値づけをして、撮影した授業動画を基にさらなるバージョンアップをするための助言。研究の方針や内容ではなく、さらに子ども同士をつなぐための技術提案が中心。最後は研究主任による授業動画をもとに、2か月でここまで学びができる教室にするためのポイントを話してもらう。「人を大切にする」という言葉がキーワードとして出されたことに驚きと納得。
校長室で研究推進部の皆さんと懇談。若干の質問をいただいたが、どちらかという僕の一人喋り(笑)。よく聞いていただけた。
特にここで記録しておきたいことは、この学校が掲げている「『あふれるもっと!』 自分の考えを再構築する子ども 『なぜ?』から始まる学び」が具現化されたエピソードをお聞きできたこと。子どもたちのリクエストで、4限の授業を5限も続けた学級が2クラスもあったこと。「もっと発表したい、もっと話し合いたい、もっと考えたい」という声が出たからこその展開。これに満足せず、さらに学びの質を高めていただくことを願う。
帰路も順調。18時20分ごろ帰宅。しばし休んで、19時30分から21時30分まで「困った!を一人で抱えないで」のオンライン相談会。2名から抱えている「困った」の相談があり、4人のアドバイザーで助言。この日のうちに、記録者の寺尾さんから議事録が届く。この仕事ぶりも素晴らしい。
今日もいただく依頼。有難いやら、お断りするのが申し訳ないやら。
研究室HP記事は、6月1日小牧市立味岡小学校への訪問記録。ますます文章力を高めてきている安藤さんによる記事。ぜひ一読を。
なお、以下の「参加者感想」は、教務主任が僕の指導助言をまとめてくれたもの。ぜひお読みください。
○探究について
これからさらに重要視されていく 国が探究力を重視
ウェルビーイング(well-being) みんなが幸せ よりよく生きる
地域とともに豊かになろう 大切にされてくる
子どもの疑問 SDGsは、なんでこんなにたくさんあるんだろう
もっと地域のことを知りたい
こどものなぜ を解決していくための探究スキル、切実感
子どものこうしたい を達成していくための創造力を育む
【探究は教育課程における全てのゴール】
東部小探究サイクル
総合の時間だけいきなり課題を見つけなさい ではむずかしい
普段の授業から、探究、課題を見つける
○有田先生の教え
これだけは教えたい
↓ 転化する
子ども 学びたい 調べたい 追究したい 強力なはてな?
これが授業
本校の授業の探究化
見通す → 協働的課題解決 →振り返る
○伝え合う 話し合う とはどういうことか
イメージを子どもたちに伝えているか
ただ話しているだけ → 話がお互いに絡んでいる という子どもの姿を意識する
一つのテーマに対して自分の意見を言ったり聞いたりする
自分の意見を持ち発表するだけでなく、ほかの子の話を聞いた上で書いてあることか
ら
離れて自分の考えを言う
それぞれの知識、考えがあり、友達の話を聞いて考えて新しい概念が生まれること
こういうことを意識していくことが大事
この姿を目指すには、日頃どう指導していけばいいか
話し合う、という姿、イメージを、子どもたちに日々伝えていく
○振り返る とはどういうことか
子どもたちにどう伝えているか 振り返りの視点をどう伝えているか
振り返り 心の中のことを書く
できなかったこと、わからなかったこと
→ まだもやもやしていること 迷っていること
デジタルで、振り返りシートをお互い読み合えるといい 子ども同士が読み合える
授業の最初に、昨日やった振り返りをみんなで読み合う
今日はこんなことがやりたい
授業の最初に、個でねらいを書く
昨日授業では○○だったから今日は□□を考えたい。
○伝え合い話し合っている子ども
意見を言って終わりではなく、対話にしていく そういう視点があると子どもが育つ
話し合うとはこういうこと、と、子どもたちに日常的に伝える
聞く時、相手に対峙して、反応する
相手が話をした時に、短くていいからコメントしましょう 「ありがとう」とか
話し合い隊形 コの字がいい お互い向き合って意見を言い合う
○ペアトーク
話し合うときは近くで向き合いましょう 相手のことにうなずきましょう
これは、社会性があるということ 対話力 社会性を育てる
○発言、発表時
まとめて指名したらもっとリズミカルに発表させる エネルギーが上がる
一人発言するごとに拍手 分断してしまう 話の流れが一度途切れる
大人の社会ではしない もっとつながっていける
やりとりが子ども対先生にならないように
→まとめて指名 子ども同士、横のつながりをもたせる
何人かまとめて意見を言わせる どう思った?と投げかける
首を傾げたら、その子にあてる
発表会にならないように 教師の出が必要
子ども同士が発表者の方を見る
子どもが何を言っているかわからない時 教師が補足説明するのではなく
→ 他の子に どう思う? 子どもに翻訳してもらう つなぐ
○価値付け
いい子をほめる 他の子がまねをしていく
○つぶやき板書
ペア、グループでの話し合い最中 いいつぶやきを黒板にメモしていく
→じゃあ、このことを言っていた人から発言して 話し合いがねらいに焦点化される
子どもにとっては、黒板に書いてあるとうれしい
○特別支援学級の話し合いをどうつなげるか
個それぞれをきちんと把握している
→先生が一人一人にかかりきりにならないように
→子ども同士のかかわりを作る
個の指導 と 集団指導の両方を大切に クラスとしての学びを
→世の中に出たら丁寧にやってもらえない
→隣同士喋ってごらん 集団指導 日常の中で