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教育の目的

公開日
2023/08/13
更新日
2023/08/13

船井幸雄の人間学

 さて、人間を変容させるには、人間しかできない。今のところコンピュータにはできないと言えそうだ。それは授業論とからむ。人間が人間に伝えるためには、また変容させるためには、言葉という媒体をつかいながら、子どもの脳に刺激を与え、私の言葉でいうなら「精神波動エネルギー」だが、この波動によって子どもの受信機との波長が合ったとき、共鳴したときに理解した、分かった、変容したといえると思う。コンピュータがこの精神波動エネルギーを出せるかどうかが決めてとなる。現状では、なかなか難しいのではないかと思う。
 横道にそれたが、とにかく教育の目的は子どもに夢をもたせ、その夢の実現のために文化遺産、学び方、学ぶ意欲を身につけさせることであると考える。算数・数学教育ではその3つに対して場面を保証できると思う。だからこそ、算教科・数学科の存在意義があると思う。