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見えるカリキュラム、見えないカリキュラム

公開日
2013/07/12
更新日
2013/07/12

今日のひとこと

7/13 今日のひとこと
計算ひとつとっても、いつ何をどの程度までできるようにするのか。
それが不透明である。
確かに一桁のたし算は第一学年であることは学習指導要領には示されている。
算数の教科書には、たし算の練習問題は掲載されている。
例えば、4+3,5+2のように。
では、どの程度までできるようにさせるのか。これがよくわからない。
ゆっくりとブロックを数えて答えがでればよいのか、
指で数え足せばよいのか、
念頭で数え足すのか、
念頭で素早く答えをだすのか、
このことについてはどこにも書かれていない。
では、ゆっくりだせはよいと考えるのか。
それでは、その後の算数の授業に支障をきたす。
つまり、基礎計算は暗算でやりたいものだ。
だとすると、このカリキュラムは一体どこに示されているのか。
これが見えないカリキュラムである。

見えるものばかり追いかけると、算数の力としてはとても不十分である。
見えないものも考慮に入れて指導にあたりたいものである。
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