復唱法と音声トレーニングのドッキング
- 公開日
- 2022/01/09
- 更新日
- 2022/01/09
算数・数学授業:志水メソッド総括 ○付け法、意味付け復唱法、音声計算、適用問題定着法など
復唱法と音声トレーニングのドッキング
10月20日、県の教育研究集会があった。そのとき、一宮の川口先生と立ち話をした。そのとき、でた話題が、「音声トレーニング」っていいですねということだった。
****************************************************************
仮説はつぎのとおりである。
「関数の指導において、問題解決の家庭で生徒が気づいたことを復唱させる指導を繰り返し、音声トレーニングを継続して行えば、基礎基本を確実に身につけ、生かすことができるようになるであろう。」
仮説にせまるための手だて
(1)生徒の気づきを大切にした授業構成の工夫
1 授業で生徒に気づかせること(復唱させること)を明らかにし、そのための発問研究をする。
2 数学日記に、気づいたことと、分かったことを自分の言葉でまとめる。
(2)基礎。基本を定着させ生かすための工夫
1 基礎・基本となる内容を、生徒の言葉で繰り返し復唱させる。
ア 同じ言葉でそのまま復唱させる。
イ 同じ内容を自分の言葉で説明させる。
2 復唱させたい基礎・基本をもとに、音声ペア学習カードを作成し、音声トレーニングを継続して行うことで、基礎・基本を定着させる。
*****************************************************************
以上、部分的に紹介した。
このレポートの授業記録では、丸ごと復唱、言語復唱、理解復唱、短区切り復唱な゛とのネームが見受けられる。
だがら、単なる暗記の復唱ではないことがわかる。意味をとらえさせた後、音声トレーニングで手順の習熟をしているかんじである。
なお、このレポートには、学習の結果についても実験データが示されているが、この方法が有効であると示されていた。
詳細は、一宮市立浅井中学校の田中伸明先生、同市立西成東部中学校の長谷川伸弘先生におききください。
ps 前 高嶺小学校のS先生と話していて、上の手法は、「定例文」という高嶺小学校のメソッドにあたるのではないかということでした。詳しくは、「算数大好きっ子に育てる」の前半部に書かれています。
[志水廣の公式ホームページ]