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教えることを明確につかめ

公開日
2007/11/19
更新日
2007/11/19

人財育成 若い教師のために

11/18 
数年前、ある若い教師Aさんの授業診断をした。
志水「君は、教材研究ノートを作っているか?」
A 「はあ? 作っていません」
志水「どうりで、教えることがはっきりしていないと思った」
A けげんそうな顔。
志水「あのね。教材研究とは、何を教えるかを明確にすることやで。それを今度は頭に入れることや。だから、教科書や指導書、文部科学省の指導書解説編を見て、何を教えるか、まとめることから始めるんや」
A 「流れのメモはしたんですが」
志水「だけどな、子どもに対して、これが大事だとはっきり断言できなかったやろ」
A 「はい」
志水「今日の授業での理解度はどのくらやと思う?」
A 「半分くらいですか」
志水「甘いなあ。3割くらいやで。教えなければならないことは教えるんや。それが明確でなかったで。まずは、ノートにまとめる習慣をもつことや」

なんでこんな教師が存在するのかなあ。不思議。
新任教師ならまだわかる。でも、勤めて数年間たつのにこの程度の教師もいる。
私にこんな初歩的なことをアドバイスさせんといてほしいなあ。
もちろん授業診断を引き受けた以上はアドバイスをする。
でも、もっと内容の濃い部分でアドバイスしたいと思う。
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