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算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」編集のひみつ

公開日
2015/07/05
更新日
2015/09/15

どの子も「できる」10分間プリント

算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」 グレード6の秘密

今回、開発した問題集はどこにもない問題集である。「どの子にも」「できる」ようになってほしいという志水の願いを実現したものである。
特に、ユニバーサルデザイン(UD)を意識して作成した。UDのベストセラー著者である大羽沢子氏にアドバイスをいただきながら基本方針を固めていった。

志水 廣・大羽沢子 「算数授業のユニバーサルデザイン」(明治図書) 8刷り
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-120718-2

上の写真を見てほしい。
グレード6は、第6学年相当の問題集である。

ひみつ1 グレード6というのは、6級という意味である。算数の学習に段階を設けたのである。これによって、第6学年までの内容の復習も含めてある。

1番の54+48は筆算ならば第2学年、暗算ならば第3学年の内容である。この問題が基礎としてできてほしいという願いが込められている。

ひみつ2 問題の中身は、整数のたし算、ひき算、小数のたし算、ひき算、小数のかけ算、わり算、分数×整数、分数÷整数の計算を列挙している。
 なぜ、これだけばらばらな計算問題を入れてあるかというと、普通はたし算ならばたし算だけに特化した練習問題であるが、それは同じタイプだけの問題の定着をはかるのによい。しかし、それだけだと他の計算問題がでたときには、忘れてしまっていることがある。そこで、多種多様な問題を入れることにより、脳が多様に働くようにしたいので、このような配置になっている。

ひみつ3 分数×整数、分数÷整数を入れてあるのは、対称な図形の後の単元が分数×分数、分数÷分数なので、既習事項の復習をいれてあるのである。既習事項がすぐに使えるように事前に配置している。

ひみつ4 計算問題の番号の左に□マークを入れている。これは、個人差に応じた配慮で、ここまで行きたいという個人の目標を設定するために入れている。問題文の右側にもハートマークを入れているがここまでできたよという達成感を味合わせるだに実施した。

ひみつ5 文字、数字にユニバーサルデザインフォイントを採用しているために、普通の明朝文字よりもとても見やすい。

算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」児童用
算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」 グレード6の秘密

今回、開発した問題集はどこにもない問題集である。「どの子にも」「できる」ようになってほしいという志水の願いを実現したものである。
特に、ユニバーサルデザイン(UD)を意識して作成した。UDのベストセラー著者である大羽沢子氏にアドバイスをいただきながら基本方針を固めていった。

志水 廣・大羽沢子 「算数授業のユニバーサルデザイン」(明治図書) 8刷り
http://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-120718-2



算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」児童用
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003/doc/53782/1333180.pdf

算数トレーニングのための「どの子もできる10分間プリント」教師用
http://www.schoolweb.ne.jp/weblog/files/2370003/doc/53781/1333191.pdf