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現場からの報告

公開日
2016/01/02
更新日
2016/01/02

どの子も「できる」10分間プリント

現場からの報告を紹介します。

「プリントを途中で、終了して答え合わせをするということなど、あまりやったことがないので、続きが気になったの最初よくわかっていない児童がいたりしたが、1回目は答え合わせまで一緒にやったので2回目からはできるようになりよかったと思います。」

そうです。10分間で1日分をやるわけですが、実は、はじめのうちは10分間でできないときもあるのです。
もともと、この問題プリントは、ユニバーサルデザインの視点に立って作られています。ですから、それぞれの問題毎にマークを付けています。つまり、「ぼくはここまでやるよ」と目標を自己決定するのです。そして、やってみるのです。
全部やらねばならないとしたら、遅れがちな子どもはいつも不達成感でやる気がなくなります。自信を付けてやる気を上げるために問題プリントをやっているのに、これでは逆効果になります。
まずは、自己決定した部分については頑張るのです。そして、少しずつなれてきますので、スピードが上がってくるのです。しかも、2日目、3日目へと同じタイプの問題が続くのでできることを実感するのです。
また、上の報告で、1日目のときに、答え合わせをしたとあります。これがとても良いことです。できなかった問題の原因を振り返って次に挑戦することになるのです。