途中合わせの授業の構築
- 公開日
- 2008/09/13
- 更新日
- 2008/09/13
今日のひとこと
9/13 今日のひとこと
「答え合わせ」という言葉は、算数・数学科の独特の言葉である。
この言葉によって、「結果」主義の授業が展開され、子どもも結果さえよければよいと考えている。
算数・数学の授業を変えるには、「答え合わせ」という言葉よりも「途中合わせ」という言葉を使いたい。思考のプロセスを大事にしたいからである。
では、「途中合わせ」をするためにはどうすればよいか。
○つけ法などの机間指導で子どもの実態をつかむことである。
子どもの途中を合わせた授業展開になっているか、ここが問題である。
例えば、子どもは、上の写真のように、ブロックを18こ早く並べた。つまり、工夫をした。10のかたまり、5のかたまり、そして、3こを取り出した。
この実態にそって、発表させるためには、黒板上では、1こずつブロックを並べて行ってはだめである。
教卓に10このかたまり、5このかたまり、3このかたまり、1このばらのかたまりをおいていて、子どもが操作したとおりに黒板に並べることである。
そうすることで、途中合わせが可能となる。
このかたまりがあることで、算数の数理的な処理のよさが共感できるのである。
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