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音声計算の効果

公開日
2008/09/13
更新日
2008/09/13

交流館

長野県のHさんより嬉しい報告がとどきましたので紹介いたします。
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 2学期に入って、同僚の若い先生から算数の授業の展開や指導方法のことで相談を受け、一緒に考えたり、教材研究をしたりする機会がありました。その先生のクラスは諸々の事情から、生徒指導上、学級運営がとても難しいクラスで度々職員会でも話題になるクラスです。一斉指導が難しい様子を聞いていたので、○付け法や復唱法をそのまま勧めることはできませんでしたが、一人一人をまず、○をつけることで認めてあげることを話しました。それと、基礎学力を付けるためのドリル学習として岡谷小の本読み計算を紹介しました。
 するとさっそく、時間を作って、私のクラスへ参観に来て、実際のやり方を体験し、自分のクラスで実践してくれました。まだ、実践してから2週間ほどですが、その先生から「今まで落ち着いて座っていられなかった子が、本読み計算の時間だけは椅子に座り、ペアの子の声に耳を傾け、しかも、『ここまでいったよ。』と相手の子のことを喜ぶ姿を見せた。そのほかにも岡谷小のDVDにあったような姿が見られて、今までこの子達が見せなかった姿が見れただけでも良かった。」と話を頂きました。「なかなか出来ない子もゲーム感覚で取り組めるからやる気をみせている」ともおっしゃっていました。手応えをつかまれた様子で、私もとても嬉しくなりました。いろいろな問題があり、学級経営が難しいクラスでも、学習を通して、仲間意識や意欲づけが高められる「音声計算」の良さを実感した気がします。
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音声計算が少しでもお役にたつことを嬉しく思います。