5月20日(土)13:30より第2回 継続講座1−2を実施しました。
- 公開日
- 2023/05/26
- 更新日
- 2023/05/26
社会連携
5月20日(土)13:30〜15:30に、を愛知文教大学 共同研究室において実施しました。講師には、学び合う学び研究所フェロー 木村 芳博先生をお招きし、<授業づくりの“道標”とは?>をテーマに行いました。
セミナーは以下の流れで進みました。
1⃣ プロローグ
2⃣ 授業づくりでのその意味と視点 〜場面とねらい
— 休 憩 —
3⃣ 授業ビデオから学ぶ 〜教師が描いているのは
4⃣ エピローグ
1.はじめに
参加者の自己紹介
プロローグ 〜あれこれ
前時の振り返り 授業づくりの土台とは
前回の参加者からのリフレクションの紹介・道標と道導(みちしるべ)について
道標(あれこれ)を映像から確認し、以下の三点に整理されました。
・方向や距離などを指し示す標識、看板、道案内
・いくつかの行程から、選定するための表示
・遭難させないため、進むべき道を教え示す
2.授業づくりでのその意味と視点 〜場面とねらい
□子どもの学びを中心に据えての 教師の視点で
下記の三視点の( )に当てはまる言葉を、参加者全員が考え交流しました。
・学びの道に(全員向かわせる)ための案内
・学びを深める道を(選定させる)ための標識
・学びの道から(遭難させない)ための看板
□学び合う学びの授業づくりのためにどんな“道標”を立てますか。
参加者全員が自分の考えを持ち、交流しました。
— 休 憩 —
3.ビデオを見て、どんなことを感じたのか、近くの方と交流
〇小5年算数/速さ「時間を求める公式をいかして考えよう」
授業を見る視点 ➡ 授業者の描いている“道標”は?
ビデオ視聴
□ペアや近くの方との意見交換、全体での共有
・遭難させないための看板との視点が、自分にはよくわからなかったが、ビデオを見せてもらい、なんとなくそういうことだと思い返しています。
・速さの公式が、実際にどうなるかやってみよう。
・共有の課題ができていない子どものために、子どもの思考を見ながら留まり、確認することができていた。道標としては、わからなさ、困っていることを子どもの力で解決させているということだった。
・子どもの考え分かり方が様々であるが、教師はけっして急がないでゆっくりと、子どもの言葉をつなぎながら授業が進んでいく。子どもたちの脳みそをつなげる道標が立っていた。
・子どもの学び方が実にスローであり、自然な学びができている。
□学び合う学びの理念に基づいて、木村先生の考え方
・子ども全員が参加する学び を保障する ➡ 課題提示
・対話でつながり合う学び において協同する ➡ グループで
・課題の質を高めて聴き合う深い学び を探究する ➡ 全体共有で
4.エピローグ
□学び合う学びの授業づくりの良さは?
保障 協同 探究 の道標を立てるとどうなるのか
・(学習態度)が改善する!
・(学習内容)がよく記憶に残る!
・(思考能力)能力が伸びる!
以上、本日の学びを締めくくっていただきました。
参加された方からの振り返りを紹介します。
◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、学び合う学びを中心据えた教師の視点での道標です。
学び合う学びの授業実践をすると、学習態度が改善し学習内容が長く記憶に残り、問題解決能力が伸びることがよく分かりました。日々、授業を頑張りたいと思います。
◆今日の講座で学んだ中で重要だと思ったことは、学び合う学びを中心据えた教師の視点での道標です。「目的と手段(方法)と目標を考えた上で授業をすることが大切だ」と初任者研修の時に教わったことを思い出しました。今日のセミナーで、「どんな場面で何をねらうか(できるようになるのか)」がまさしく、初任者研修の時の内容だったのかと結びつきました。
英語教員として、道標のことについて当てはめるのであれば、目標を示すという側面において、can-doリストの作成及び提示や必要に応じて振り返りをすることなどが挙げられると感じます。