コミュニケーション力は受容力
- 公開日
- 2010/04/20
- 更新日
- 2010/04/20
授業ワンポイントアドバイス
新学習指導要領でコミュニケーション力が重視されているためでしょうか、コミュニケーションを意識した授業が増えてきたように思います。
ところが、実際の授業では、コミュニケーション力は発信力ととらえて、発表者の視点ばかりを重視されている方が多いようです。
コミュニケーションは双方向です。
発信者がいれば受信者がいます。
発信者の視点に立てば、「わからせよう」という押し付けになります。
受信者の視点に立てば、「わかろう」という受容になります。
人間関係を考えればどちらの視点がより大切かすぐにわかりますね。
ですから、発表の場面でも上手に発表することよりも、よく聞いて理解しようとすることを大切にしてほしいのです。
コミュニケーション力をつけるということは、相手を思いやり、理解しようとする姿勢を育てることなのです。