主語を意識する
- 公開日
- 2010/04/27
- 更新日
- 2010/04/27
授業ワンポイントアドバイス
教師が子どもに話す時、どうしても上から目線になることが多いように感じます。
「よいことをしましたね」
これはほめているのですが、教師が価値判断をして、上から評価しているようにも感じられます。
「よいことをしてくれて、うれしいな」
と、自分の気持ちを付加するとどうでしょうか。
言われた子どもも先生が喜んでくれてうれしくなります。
また頑張ろうと思いますね。
相手を評価する時の主語は「YOU」です。
自分の気持を伝えようとすると主語は「I」です。
次の例はどうでしょう。
「本を開いて」
「問題を解いて」
やさしい口調で言っても、これは命令文です。
主語は「YOU」です。
主語を「WE」に変えると、
「本を開こう」
「問題を解こう」
となります。
「やらなきゃいけない」という受け身から、「やろう」という自発に変わります。
主語を「YOU」から「I」や「WE」に変えることで、子どもの受け止め方は変わります。
主語を意識して話すことで、子どもとの関係をよくしていただけたらと思います。