日記

学校間での学び合い

公開日
2010/07/12
更新日
2010/07/12

仕事

先週末は小学校で、熱心な若手3人の授業とベテランの授業研究を中心に参観しました。落ち着いた授業と明るい子どもたちの姿が印象的でした。

ベテランの授業研究には、この学校の先生が隣の学校に声をかけたところ2名の先生が参加されました。このことは特に若い先生にとっては大変意味のあることです。同じ市町の学校でも、子どもたちの気質は違いますし、学校の取り組みも異なっています。先日もある学校で若い先生に、このようにすれば子どもがしっかりと友だちの話を聞く姿が見られるようになると話をしたところ、そんな学校があるのですかと驚かれました。自分の学校だけ見ていてはわからないことがたくさんあるのです。

短い時間の検討会でしたが、子どもたちの様子をこの学校の先生とは違った視点で話してくれました。その観察報告をもとに、グループ活動において役割を決めるべきか、子どもの聞きあう姿勢をどのように作るかについて話をさせていただきました。
他の学校の先生も参加することで検討会の視野が広がり、授業からの学びの質は間違いなく向上します。

このように、授業研究に他校の先生が参加することが最近増えてきました。とてもよい傾向だと思います。しかし、残念ながら小中、中高の交流はまだまだ少ないようです。子どもたちがどのような授業を受けて入学してくるのか、卒業後どのような授業を受けるのか知ることは、今の授業を考えるよい機会を与えてくれます。学校間での学び合いが活発になるように願っています。