日記

会場と舞台をつなぐ難しさ

公開日
2010/08/05
更新日
2010/08/05

仕事

昨日は市の研修会で模擬授業の解説を行ってきました。200人が参加する大規模なものでした。

この市では初めての試みで、しかも大きな市民会館の大ホールでの模擬授業ということもあり、最初会場の雰囲気は固かったのですが、次第に模擬授業を見ながらいろいろな反応を見せてくれるようになりました。しかし、私の取り回しが悪く、なかなかうまく拾って全体の問題とすることができません。私の視点での問いかけが多く、会場の先生方の疑問とうまくリンクしていなかったのかもしれません。
模擬授業も終わりに近づいたころ、授業者が、ここはどのように進めるといいか、どのような問いかけがいいかを子ども役の先生と相談しながら進め始めました。授業者の先生と子ども役の先生が自然に一体となって授業を考え始めたのです。
これが模擬授業のよさです。会場の先生方も一緒になって考えているのがよくわかります。模擬授業の中で自然に出てきた疑問や課題であったので、会場全体に広がり、舞台とつながっていったのでしょう。

授業者の先生と子ども役の先生のおかげで、授業をみんなで考えるよさを伝えることができたと思います。ありがとうございました。
最後に取りまとめの校長先生から、この研修を材料としてそれぞれの視点から各学校で料理してくださいという挨拶がありました。私もこの研修から会場と舞台をつなぐ難しさをあらためて実感しました。よい経験として今後に生かしたいと思います。