研修の事前打ち合わせ
- 公開日
- 2012/05/23
- 更新日
- 2012/05/23
仕事
昨日は、夏休みにおこなう市の研修の打合せをおこないました。受講者の模擬授業を中心に2回おこなうもので、今年で3年目となります。3年目ともなると、昨年と同様でと依頼されることも多いのですが、担当者からいくつか提案がありました。
一つは、模擬授業のポイントを「導入の工夫」と「子どもの考えを活かす話し合い」の2点に絞ることです。担当者が先生方の授業を見ていて弱いと感じられているところです。
もう一つは、代表の数人がおこなっていた模擬授業をグループ内で全員がおこなうというものです。一人あたりの時間はあまり多くはとれませんが、参加者に少しでも多く学んでもらうためにです。また、受け身の時間を減らしたいということもあります。実習がグループ単位で個別にコメントできないので、打合せの結果、教材を絞ることにしました。共通の教材で模擬授業をおこなうことで、互いの授業からより深く学べると考えたからです。
この提案を受けて、私も講義の形を少し変えようと思いました。最初の講義は互いの授業をより深く見るために、導入の視点を中心に話し、次にグループでの模擬授業を具体例として、どのようにすればよりよくなるのかを話すことにしました。こうすることで、私も皆さんの模擬授業からより多くのことを学べると思います。
市町の研修は、内容にあまり注文をつけずに講師にお任せしますということがよくあります。また、何年も続く研修となると、その企画はマンネリになりやすいものです。今回のように、担当者の視点でよりよい研修にするための改善点を提案いただけることはとてもうれしく、ありがたいことです。担当者の提案によい刺激を受けることができ、今後他の研修にも役立つようなものが生まれてくる予感がします。本番が今から楽しみです。