来年度教師力アップセミナーの講師選定会議
- 公開日
- 2014/12/19
- 更新日
- 2014/12/19
仕事
来年度の教師力アップセミナーの講師を決める、運営委員会を行いました。この話が出てくると年末を実感します。
どのような方をお呼びするといいのか、今話題にすべきテーマは何かという視点から検討します。道徳の教科化をにらんで、道徳の授業の充実を考える必要があることが話題になりました。しかし、今道徳を話題にすると、評価が論点になってしまうのではないかという懸念もあります。今年の講演で野口芳宏先生がこのことについて明快な考えを示していただけたので、来年度は道徳を特に扱う必要はないという結論になりました。
小学校英語がゲームを主体とする単なる活動になっていて、英語の習得につながっていない例をたくさん目にします。外国語活動の中学年への拡大、教科化への流れを考えると、その内容を見直すようなことも必要ではないかという考えも出されました。しかし、曲りなりも外国語活動が定着して授業が成立している中で、その見直しを提案しても先生方はその必要性を感じないだろうという結論になりました。私たちが考える課題と先生方が感じる課題が一致するわけではありません。皆さんに聞きたいと思っていただくようなテーマを決めることはなかなか難しいことです。
特別支援を必要とする子どもを普通教室でどのように対応していくかというのは、先生方にとって関心の深い話題です。それと関連して教科書がユニバーサルデザインを意識したものに変わったということが話題になりました。授業にもユニバーサルデザインの考え方を取り入れることが大切です。普通教室における特別支援の他に、ユニバーサルデザインを意識した授業についても企画しました。
また、若い先生が増えている昨今、彼らにとって関心の高いテーマを扱うことも大切です。中でも学級経営は切実な問題です。これを外すわけにはいきません。同時に、成長していただくことを意識して、教師修行についての講演も企画しました。
最終的は、国語、社会、算数(ユニバーサルデザインと合わせて)、理科の各教科、学級経営、特別支援、教師修行というテーマで講師の候補者を選びました。
何人かの方にはもうすでに快諾をいただいています。2月の初旬には皆さんに詳細をお知らせできると思います。