1月12日 白石範孝先生1
- 公開日
- 2019/01/24
- 更新日
- 2019/01/24
活動報告
明星大学教授の白石範孝先生に「汎用的な力をめざす!対話的で深い学びの国語授業の作り方」をテーマにご講義していただきました。本セミナー3回目のご登壇です。
その内容を一部ご紹介します。
〇 汎用的な力について
汎用的な力とは、その場限りの学習ではなく、他の作品での読みに転移させ、発展させていく力のこと。この転移できる力を育てるためには、知識・技能として国語での基礎基本となる「用語」・「方法」・「原理・原則」を身につけさせる必要がある。
(例)漢字学習での原理・原則について
筆順に原則がある。「外側におれ→はらいが先」「内側におれ→おれが先」「横画を貫く線が有るとき→たてが先」など。
(例)俳句の原理・原則について
五・七・五の最後に重き(テーマ)を置く。俳句では五感を通して見えた様子や景色を表しているだけで、心を直接表現していないため、心を読み取らなければならない。俳句の授業ではどんな仕組みになっているのかを教える必要がある。
(例)短歌の原理・原則について
短歌は五・七・五で五感を通して見えた様子や景色を表し、七・七で心が表現されている。