学校日記

2年生「認知症サポーター養成講座」で学びました!

公開日
2021/10/28
更新日
2021/10/28

平小歳時記

 昨日の5時間目、役場の保健福祉課・介護支援係の方とキャラバン・メイトの方3名にご来校いただき、2年生を対象に『認知症サポーター研修講座』を開催してくださいました。この講座のねらいは、「身近にいる高齢者等にやさしく、親切にする気持ちを育て、自分にできることを考える」です。
 前半は、キャラバン・メイトの方々が寸劇を交えながら、「自分たちもやがてお年寄りになること」「お年寄りになることで、からだや心が変化すること」「お年寄りの変化により、生活する上で困ること」について一緒に考える場面をつくってくださり、2年生のみんな、積極的に発言をしていました。
 ここで、もう一人のゲスト、今回の主役(?!)重そうな荷物を2つも持って、杖をつきながら大変そうに歩くおじいさんが登場!「あーーー!!」「先生でしょーーー!!」「変装してもわかるよ!」そうです。担任の先生が、渾身の演技力を発揮して、おじいさん役として登場しました。腰を痛そうにしながら杖をつき、ウロウロしています。子ども役のキャラバン・メイトの方が声をかけても耳が遠いのか反応がありません。
『さて、みんながもし、このおじいさんに会ったらどうするかな?考えてみよう!」
 今日の本題です。班ごとに真剣に話し合い、意見を出し合い、どうするか発表し合いました。「どうしたんですか?と声をかける。」「聞こえないようなら、肩をポンポンと軽くたたく。」「最初は小さな声で、聞こえなさそうなら声を大きくする。」「荷物持ちましょうか?と尋ねる。」…など、2年生なりに一生懸命知恵を絞り、担任の先生…ではなく、おじいさんに声をかける子ども達の姿に心がほっこりしました。保健福祉課の方そして、おじいさんも、「みんな優しい気持ちを、親切な心をもっていることがすごく伝わってきました。」「みんなの思いやりが伝わってきて嬉しかったよ。」「これからも助け合って、素敵な平取町になっていければいいですね。」と感激されていました。
 最後に、キャラバンシールを頂き、感謝の気持ちを伝え、研修講座を終えました。お互いのいいところや困っていることを理解し合い、助け合うことの大切さについて改めて学び、思いを深めた子ども達でした。